「49…」特殊詐欺急増 ATM上限額狙う? | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 高齢者が、区役所職員をかたる人物に「49」から始まる6桁の数字をATM(現金自動預払機)で入力するよう誘導され、約49万円をだまし取られる被害が京都市内で急増している。ATMで1回に他口座に振り込める上限額(50万円)を狙った手口とみられ、府警は「49から始まれば詐欺の可能性が高い」と、注意を呼び掛けている。
「499525を押して」。府警によると、2~16日、東山区と右京区の高齢女性4人が、金融機関の職員を名乗る男からATMで6桁の数字を入力するよう指示され、いずれも49万9525円をだまし取られた。直前には、区役所職員を名乗る男らから「医療費の還付金がある」と電話があり、キャッシュカードを持って無人のATMに行くよう要求されていた。数字の意味は聞かされず、利用明細を見て詐欺だと気付いたという。
 府警によると、府内で今年に確認された特殊詐欺の被害は、101件で被害総額は計約9700万円(17日現在、暫定値)。同様の手口で約49万円をだまし取られる被害は13件(計約640万円)で、このうち10件は4~5月に発生した。
 特殊詐欺被害が相次いだ2012年、京都銀行や京都中央信用金庫など四つの金融機関が、キャッシュカードで振り込める1日の上限額を50万円に引き下げた。府警は、犯人側が上限ぎりぎりの金額をだまし取ろうと、49の数字に加え、「受付番号」や「登録番号」などと称して下4桁を無作為に伝えていると分析し、警戒を強めている。