根拠のないダイエット法にご用心―中国紙 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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身体のメンテナンスが大事な仕事の一つである有名人の多くには、各自お気に入りのダイエット法がある。彼らの「ファン」が次々とその真似をして、それがヒット商品の誕生につながる場合もある。だが、英国栄養協会は8日、さまざまな「根拠のない」有名人のダイエット法を公開し、消費者がそれらのダイエット法に軽々しく飛びつくことを戒め、専門家による指導のもとで慎重に進めるべきだと警告した。北京日報が伝えた。 

英国栄養協会による提言は次の通り。 

たとえ政府の監督部門が市場での流通を許可しているダイエット薬であっても、医師の指示に従って服用すべきだ。「クリーンイーティング(自然な食品を取り、身体に優しい食生活を目指すライフスタイルを実践するための食事法)」、「デトックス茶」、「週1回のプチ断食」、「野菜スムージー」など、有名人が推奨している新手のダイエット法のほとんどは、科学的根拠に欠け、身体の健康を損なう恐れもある。 

「クリーンイーティング」は、精製糖を身体に入れないよう、加工食品をできるだけ避けることを提唱している。この方法の極端な実践者は、グルテン、穀類、乳成分が含まれる食べ物を食べないだけではなく、「ローフード(生の食材)」だけしか食べない。確かに、加工食品の摂取を減らすことは間違っていないが、食品アレルギーがない限り、栄養のバランスを取るためにできるだけいろいろな種類を食べた方が良い。 

また、いわゆる「デトックス茶」には、ガラナの実やマテの茶葉が含まれており、カフェイン含有量はかなり高い。このほか、このお茶に含まれるタンポポやイラクサには利尿作用があり、センナには便通を促す効果がある。医師の指導を受けない場合、飲用は1週間以内にとどめた方が良い。 

「デトックス茶」のダイエット効果は、主に、身体の中の水分を減らすことによるもので、下痢、脱水症状、電解質バランスの乱れなどの副作用が伴う恐れがある。医師の指示や科学的な根拠がなければ、あらゆるダイエット法も身体に危害を及ぼす可能性がある。 

「週1回のプチ断食」も例外ではない。現在の飲食習慣を改めることなく、野菜スムージーを大量に摂取しても、減量はのぞめない。栄養面から見て最も良い方法は、果物や野菜を丸ごと摂取することで、野菜スムージーの摂取量は1日150ミリリットルまでに抑えるべきだ。(提供/人民網日本語版・編集/KM)