http://news.infoseek.co.jp/article/27fujizak20140527002
夏の気配が近づくとダイエットにも急速に意識が向かうもの。
今月はエクササイズの本も次々と新刊が出ているが、できれば運動せずに、ズボラ路線でラクしてやせたいのが人情というものだ。
そんななか、いま大きく注目を集めているダイエットフードがある。それが「おから」。
糖尿病の食事制限で医師が患者に勧めることもある食材だけあって、「体に良くて、減量にも適している」のはお墨付き。さらに、ここも注目ポイントだがおからはカロリーが低いだけでなく、低糖質、食物繊維が豊富、大豆たんぱく質、イソフラボン、サポニンなど腸の健康や美容にもいい成分が盛りだくさんなので、ただ単にやせるだけの食材ではないということだ。
しかも、以前、ＺＡＫＺＡＫで連載し、体重の減り方もすごい。現在のおからブームの火付け役といわれる『満腹なのにみるみるやせる！ おからダイエットレシピ』の著者・家村マリエさんは３ヵ月で１２キロ減だし、家村さんのフェイスブックページには、「おからパワーで１５キロやせました！」というコメントが舞い込んだり、「おからと糖質オフで体脂肪１５％の太りにくい体になりました！」とのメッセージをくれる人もいるという。
おからが良質なたんぱく質を多く含む（＝アミノ酸スコアが高い）ことから、これをプロテインと同じように摂取するアスリートもいるというから、そのパワーはとどまるところを知らない。
“おからといえば豆腐を作るときに出るゴミ”だったのはいつの時代の話やら、いまやおからは、ダイエッターから糖尿病患者、アスリートまでが愛してやまないスーパー食材となっていたのだ！
ちなみに、おからはその姿もいろいろと進化を遂げている。通常の生タイプに加えて、日持ちがよく使いやすいのが乾燥おからをパウダー状にした「おからパウダー」。汁物や料理に振りかければ水分を吸って膨張し、満腹感を誘うことでダイエット効率を上げてくれる。小麦粉の代用もでき、家村さんの本によればなんとこれが唐揚げの衣にもなるというから驚きだ。つまり、唐揚げを食べてもダイエットになる、ということだ。
必死のエクササイズをするよりも、ラクして健康やせできるスーパー食材の力を借りて夏への準備を進めよう。プロテインの役目も果たすなら、憧れの細マッチョも夢ではない！