http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYEA2N06Q20140324
[ロンドン 20日 ロイター] -米国の男性が骨董市で1万4000ドル(約143万円)で購入した金の装飾品が、実際はロシア
皇帝が宝石師ファベルジェに作らせたイースター・エッグであることが分かった。実際の価値は2000万ドル程度とみられる。
米中西部に住むくず鉄業者の男性は骨董市でこの装飾品を購入し、くず鉄として売ろうとしたが、買い手は見つからなかった。その後インターネットで調べたところ、ロシア 皇帝アレクサンドル3世が1887年にファベルジェに制作させ、皇后に贈ったイースター・エッグである可能性が高いことが分かったという。
男性は英ロンドンの骨董品取引会社ウォルツスキーに鑑定を依頼し、同社が顧客のためにエッグを買い取った。同社は男性や顧客の身元、取引価格などは明らかにできないとしている。
男性が「金の卵」を入手した経緯についてロイターは確認はできていないが、ウォルツスキーのキエラン・マッカーシー氏は「骨董品取引という仕事柄、全てを疑うが、このような話はでっち上げることはできない」と話した。
ファベルジェは1885年から1916年にかけて、ロシア 皇帝のために約50個のイースター・エッグを制作した。