まるでSF?透明自動車=後部座席に映像投影-数年後の実用化目指す・慶応大 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 車庫入れなどで車をバックさせる際、後部座席が透けて後方が見える-。こんなSF映画のような技術を慶応大の研究チームが開発し、25日から東京・お台場の日本科学未来館で開かれている「デジタルコンテンツEXPO」で公開した。
 慶応大大学院メディアデザイン研究科の稲見昌彦教授と大学院生の上間裕二さんらは、「光学迷彩」と呼ばれる技術を応用。車体後部のカメラで写した後方の映像をパソコンで位置合わせし、プロジェクターと鏡で後部座席に投影。あたかも後部座席が透けて、後ろが見えるかのようにした。
 使われている機材は、カメラもプロジェクターも市販品。視認性を高めるため、後部座席には光を効率的にはね返す「再帰性反射材」のカバーを掛けてあるが、これも夜間工事の作業員が着るベストなどに使われる素材という。
 上間さんは「現在は位置合わせが大変だが、将来は運転手が振り返るだけで後ろを見えるようにしたい。5年後をめどに実用化に近づけ、自動車の安全性向上に貢献したい」と話している。(2012/10/25-16:34)