ザリガニ違法漁、乱獲荒稼ぎ!10年で100万匹1億円 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 埼玉県警生活安全企画課は24日までに、無許可の禁止漁具を使用してザリガニ漁を行ったとする県漁業調整規則違反(禁止漁具の使用)容疑で同県川島町のペット卸売会社「アドプラン」社長・藤原健治容疑者(60)を逮捕した。同社は2002年から10年間の違法ザリガニ漁によって、累計約1億円を売り上げていた。
 1匹100円を積み重ねて1億円。乱獲し続けたザリガニは、10年間で計100万匹に達していた計算になる。
 埼玉県警生活安全企画課によると、藤原容疑者の逮捕容疑は今月5日、県が使用を禁止している網(網目の大きさが5ミリ以下)約20個を使い、嵐山町の沼でアメリカザリガニ約170匹、スジエビ数匹を漁獲した疑い。違法ザリガニ漁が摘発されるのは全国的にも極めて異例だ。
 藤原容疑者は2002年から東松山市、嵐山町、滑川町、鳩山町、小川町など県内中央部の沼地に出向き、違法漁を繰り返していた。沼の3、4か所に「受け」と呼ばれる仕掛け網を張り、餌のドッグフードを置いてザリガニをおびき寄せるのが手口。各地の沼を車で行き来しながら、仕掛けの2、3時間後に網を引き上げる漁に、平日は毎日日没まで明け暮れていた。
 今年6月、匿名男性から東松山署に「ア社は違法漁をしている」との訴えの電話があり、署員が張り込み捜査などを行って裏付けを取り、容疑者逮捕に至った。網目が5ミリ以下の網で漁を行う場合は県知事の許可が必要となるが、容疑者は無申請だった。
 ア社は北海道から沖縄までの約650のペットショップやホームセンターにザリガニ、スジエビ、モツゴを出荷。卸値はアメリカザリガニのLLサイズで50~100円程度だったが、藤原容疑者は「年間1000万円くらい稼いでいた」と供述している。違法漁を開始した2002年からの年間売り上げは最低でも800万円、最高で1500万円まで達していた。全て観賞用で、食用は含まれていなかった。
 ア社には藤原容疑者の内縁の妻ら計10人の従業員がおり、県警は違法行為について知っていた可能性もあるとみて調べを進めている。