ひざの半月板、再生治療法を開発 東京医科歯科大 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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http://www.asahi.com/health/news/TKY201112120508.html

 一度傷つくと再生が難しいひざの半月板を、自分のひざの滑膜(かつまく)という組織からとった幹細胞で再生させる治療法を、東京医科歯科大の関矢一郎教授(軟骨再生学)が開発し、来年4月にも臨床研究を始める。半月板の損傷は、全国に2500万人という変形性膝(しつ)関節症につながる。歩きづらいひざの痛みに苦しむ患者には朗報になりそうだ。

 半月板は関節軟骨に挟まれた軟骨組織で、クッションの役目をする。加齢などですり切れると、手術で縫い合わせて補強したりするが、手術できない場合も多い。症状が進めば、痛みをとるためにすねの骨を切って向きを変えたり人工関節を入れたりする。

 新しい治療法では、患者のひざの状態を内視鏡で確認するとき、半月板の近くにある滑膜の一部を採取。2週間培養して増やした幹細胞を、注射器で半月板の損傷部に移植して再生させる。同大で3年間で20人ほどの患者を対象に臨床研究を行ったあと、他の病院にも広げて臨床試験(治験)を行う。