「ここは天国」 米国の暮らしを捨てコスタリカに移住した夫婦 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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http://www.cnn.co.jp/fringe/30003781.html

(CNN) ナディン・ヘイズ・ピサニさん(41)は永遠の休暇を夢見ていたという。米ペンシルベニア州で夫のロブさんとともにカイロプラクターとして働き、生活は苦しくはなかったが、長時間労働と仕事への不満で疲労感が募っていた。
そこで大胆な計画を思いつく。すべてを売り払って毎月約1000ドルで暮らしていける温暖な国を探そう。そして見つけたのがコスタリカだった。ここなら仕事を辞めても貯金と利息で生活できる余裕があった。
そして2007年、米国の自宅を売ってコスタリカに移り住む。その日常をつづったブログはいつの間にか読者が増え、著書「Happier Than a Billionaire(億万長者よりも幸せ)」も自費出版した。
今は西部タマリンドの海岸近くに一軒家を借りて住む。家賃は月額150ドル。持ち物は減ったが生活費は思ったよりずっと安く上がる。現在は働いていないが、いずれ仕事を見つけるつもりだという。「ここは天国」「目が覚めておいしいコーヒーを飲む。窓の外にはオウム、木々には猿がいる。本当に素晴らしい暮らし方だと思う」と話すピサニさんにインタビューした。

CNN:多くの人が同じことをぜひやってみたいと思っていますが、移住計画のために費やした期間は?
ピサニさん:わずか1年のみ。危険はとても大きかった。それでもいずれ何もかもうまくいくと言ってあげたいけれど、医療業界に身を置いていて分かったのは、人生は健康状態と年齢の制約を受けるということ。時は銀行に預けられない。
CNN:コスタリカの生活リズムに違いはありますか。
ピサニさん:ここはずっとゆったりしている。ゆったりした中にも配慮がある。コスタリカの銀行に行くと何時間もかかるが、長時間待たされても人々が穏やかで、年配の人や妊婦は必ず行列の一番前に行くけれど、誰も白い目で見たりしない。
CNN:暮らし方を変えるためにたくさんのものを捨てたと書いていますが、その価値はありましたか。
ピサニさん:常に新しいものを持っていないと幸せになれないと思っていたのは間違いだった。自然が自分を幸せにしてくれるなんて考えたこともなかった。感謝に満ちた生活を送るためには持ち物は少ない方がいい。今、私は感謝に満ちた生活をしている。小さなことで幸せになれる。