iPS細胞の作製効率50倍に=米ミネソタ大研究グループ | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 【ワシントン時事】米ミネソタ大医学部の桔梗伸明准教授、平井博之助教らの研究グループは8日までに、ヒトの万能細胞である人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製効率を従来の50倍以上に高める方法を開発したと発表した。成果は米科学誌「ステムセルズ」で公開された。
 同研究グループは、iPS細胞を作製するのに用いられる4種の遺伝子のうちの一つ「Oct3/4」に「MyoD」というたんぱく質を融合。これを他の遺伝子と共にマウスやヒトの細胞に入れたところ、従来の方法と比べ50倍以上の効率でiPS細胞の作製に成功した。
 作製日数も従来は約2週間かかったところ、今回発見した方法だと5日で可能になった。純度も飛躍的に向上した。
 桔梗准教授は「iPS細胞を患者から作製する作業をより早く、より安全なものにすることに大きく貢献し、その臨床応用をより現実的なものに近づける」と指摘した。(2011/07/09-00:03)