通勤時間の活用(3)ミントガムでストレス軽減 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 満員電車では、何かとストレスを感じる。お薦めなのがミントガムだ。古賀良彦・杏林大教授(精神神経学)と食品メーカー「日本クラフトフーズ」は2007年、ストレスの軽減効果を実証した。

 実験したのは男女32人。8人ずつ4グループに分かれて乗車率約200%のJR東海道線の通勤電車に乗り込ませた。横浜―品川駅間の17分間で、第1グループはミントガムを5分間、第2は1分間、第3はミント味を抜いたガムを5分間、それぞれかんでもらった。残った第4グループは何もかまないで過ごした。

 乗車前、ガムをかむ直前、降車後にそれぞれ、唾液中のストレスホルモンを調べた結果、ストレスの減少率は、ミントガムを5分間かんだグループが最も大きかった。古賀教授は「ミントの香りが気分をすっきりさせる。かむ動作も脳に刺激を与え、ストレスを和らげてくれます」と分析している。

 天然アミノ酸の一つであるギャバも、満員電車でストレスを軽減する効果のあることが、横越英彦・静岡県立大教授(栄養神経科学)の実験でわかっている。ギャバを含む栄養補助食品が出ているほか、30分ほど味が長持ちするミントガムもある。

 古賀教授は「満員電車のストレスも、日々積み重なると、心身の病気に発展しかねません。軽視せずに、こまめに解消してほしい」と話している。(安田武晴)

(2011年2月12日 読売新聞)