足の臭い対策(1)酢の足湯で雑菌抑制 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 足の裏は、季節を問わず1日コップ1杯程度の汗をかく。ブーツなどの蒸れやすい靴をはく機会が増える冬場は、足の臭い対策がより大切になる。

 なぜ足の裏にたくさんの汗をかくのか。体臭治療を専門とする五味クリニック(東京都新宿区)院長の五味常明さんは「手のひらと足の裏に汗腺が集中しているためで、人間が進化する前、4本足で歩いていた頃の名残。敵の動物から逃げるため、緊張すると手足に汗をかき、滑らずに木につかまるなどの行動が取りやすくなっている」と語る。

 汗を多くかくと、足裏の角質が柔らかくなってはがれる。すると、これを栄養とする雑菌が繁殖し、皮脂腺から出る分泌物と混ざって臭いが発生する。

 ケアの基本として五味さんが勧めるのが、帰宅時や朝に行う足湯。40度以上のお湯に10~15分つけるだけだが、バケツ7分目ほどのお湯に、コップ1杯の醸造酢(安価なもので可)を入れるのがポイント。酢に含まれるクエン酸に雑菌の活動を抑える働きがある。

 また、炭焼きの煙を冷やして作る木酢液にも強い殺菌効果があり、醸造酢と同様の使い方ができる。

 耳かき1杯ほどのクエン酸の粉末を、少量の水(50ミリ・リットル)に溶かし、手で軽くたたくようにして足につける方法もある。これなら外出先でも行えそうだ。

(2011年1月20日 読売新聞)