良い食べ合わせ(1)魚の脂 ネギなどと相性 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 食材には、一緒に取ると栄養素の吸収率や効果が高まる組み合わせがある。体に良い「食べ合わせ」を紹介する。

 正月太りで生活習慣病の心配が増す時期。予防を心がけたい。糖尿病専門クリニックで食事指導を行う管理栄養士の吉田美香さんは、「マグロやサバ、イワシなど脂の乗った魚と、ニンニクやネギの組み合わせがお勧め。動脈硬化のほか、高血圧や糖尿病の予防にも役立ちます」と話す。

 魚の脂に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やイコサペンタエン酸(IPA)は血流を良くし、悪玉コレステロールを減らすが、酸化しやすい。ニンニクやネギの香味成分アリシンには強い抗酸化作用があり、魚の脂の酸化を防ぐほか、血管を柔軟に保つ働きもある。香味野菜の効果で塩分、糖分も減らせる。

 刺し身など生で食べるのが望ましいが、手軽に摂取するなら、缶詰を使った「サバそぼろ」。サバ水煮缶(1缶)をフライパンに入れてほぐし、みじん切りの長ネギ(1本)、すりおろしたニンニク、ショウガ各少々を加えて火を通し、しょうゆとみりん各少々で調味する。「いり卵やブロッコリーと一緒にご飯にのせれば、栄養バランスもよく彩りもきれい」と吉田さん。

 ブロッコリーなど緑黄色野菜も抗酸化物質を含む。納豆や山芋の粘り成分ムチンは血管を強くし、血糖値の上昇を抑える。これらも魚の脂と相性がいい。

(2011年1月13日 読売新聞)