http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_cul&k=20101109025959a
【ウェリントン8日AFP=時事】ニュージーランド第2の都市クライストチャーチのショッピング街「シティーモール」で、スピーカーから気分を落ち着かせるクラシック音楽を流したところ、犯罪発生件数が激減するという効果があった。地元商店主らが8日明らかにした。(写真はコンサート前の練習をするオーケストラ)
モーツァルトなどの曲を流したところ、2008年に週86件も起きていた犯罪、反社会的行為が今年は週2件にまで激減したという。クライストチャーチ・プレス紙によると、地元商業組合のポール・ロンズデール氏は「今はだいぶ快適になった。以前より安心できるため、客もよく訪れる」と話し、警察も「音楽が人の行動を正す雰囲気をつくり出した」と評価している。
ロンズデール氏がラジオ局に語ったところによると、商業組合は1年前にこの試みを始めるとき、米歌手バリー・マニロウの曲を流すことを検討した。しかし、かえって客足が遠のくかもしれないと考え、採用しなかったという。 〔AFP=時事〕