森林セラピー | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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おはようございます^^昨日は睡眠薬が効きませんでした><眠いよー(~~)

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/plus/20080905-OYT8T00279.htm

 森林の何が癒やしの効果を引き出すのか。

 注目されているのは、フィトンチットという樹木が放散する化学物質だ。本来、樹木に有害な生物を遠ざけるための物質だが、人間をリラックスさせる効果があることが分かってきた。

 50~100種類の化合物の集まりであるフィトンチットは、樹木の種類によって、成分や量が異なる。放散が最も多いのはトドマツ。一般に、スギやヒノキなどの針葉樹の方が、ブナなどの広葉樹より揮発成分が多く、香りが高い。

 森林総合研究所の大平辰朗・樹木抽出成分研究室長によると、フィトンチットの放散量は季節によって異なり、気温が高くなる5月ごろに急激に増えはじめ、6月から8月にかけてピークを迎える。夜間に比べて、昼間は量が少ない。雨上がりなど湿度が高い環境の方が、放散が活発になるという。朝もやの早朝、森林の散歩が気持ち良いのは、このフィトンチットの放散に関係しているかもしれない。

 森林の中でフィトンチットの濃度が最も高いのは、地表から40センチ付近。大平さんは「フィトンチットの面からも、ベンチに座ったり、寝転んで読書をしたりするのは、効果的」と話す。

 フィトンチットの影響は大きいが、それだけではないらしい。心理テストで、好まれるのは落葉広葉樹の明るい森林。安心感があり、活気が高まるという。逆に鬱蒼(うっそう)とした針葉樹林は、慣れない人には不安感を与えることもある。

 小川のせせらぎや、鳥の鳴き声、足元から伝わる土の感触など、森林では、様々な要素が人間の五感を刺激する。

 森林総研は来年度から、こうした五感への働きかけが生理的にどんな影響を与えるか検証し、森林の種類によって癒やしや免疫機能向上の効果がどう異なるのか調べる。