409日目 「与那国探索①」 | USKの旅日記

USKの旅日記

26歳からの青春の記憶


2015.8.2
与那国町(与那国)



与那国小学校






石垣のおかあさんのお姉さんが、よく子どもさんを遊ばせてたという川を発見。内地ではみたことない鱗がキラキラ光る魚がたくさん泳いでた。






祖内集落から、細くアップダウンの激しい峠道を通って南下。途中、まおちゃんから、「Dr.コトー診療所におもろいおっさんいるから早く来て」と、メッセ。




島の南、比川集落に到着。

比川浜沿いの堤をのぼり、少し東へ歩くとDr.コトー診療所ロケ地。ドラマ観てないから感慨も何もない(笑)






建物内から笑う声。小上がりでおっさん(管理人のMさん)とまおちゃんが談笑してる。俺に気づくとおっさん、にやにやしながら、「どこか悪いんですか?」だって(笑)

喉乾いたから水道ないかと聞けば、「目の前にたくさん水(海)はあるから自由にどうぞ」。

まったく、、ずっと冗談言ってる(笑)


ここには水道もトイレもないらしい。仕方ないので、飲み物買いに比川地域共同売店へ。

共同売店て値札ついてないものが多い。特に飲み物。時価なのか??しかし、さんぴん茶2ℓで360円はさすが、高い、、。

比川小のグラウンドにいたヤギに癒されて、診療所に戻ると、まだふたりでわいわいしてる(笑)このおっさん冗談ばっかでいつほんとのこと言ってるかわからん(笑)
















さくっとセットをみて回って、小上がりで俺も話に参加。話してみると、面白いだけじゃなくて、実はとても優しいおっさんでした^^

おっさんに写真撮ってって頼んだら、おっさんの変なスイッチ入っちゃって、あれこれポーズ指示してくる(笑)

「体をもっと斜めに!、、ちがうちがう!そうそう!、、遠くをみるように!寂しげに!左手ポケット!白衣よれてる!もっと右!右!左!」

俺もう笑っちゃって、それでダメ出しされて結局歯食いしばってる写真(^皿^)





お次はまおちゃん。しぶしぶ白衣に着替えると、すぐに熱血おっさんカメラマンの指示が飛ぶ。

比川浜がみえる窓辺、玄関、屋上と、俺が(何故か)アシスタントになって、まおちゃんの白衣の裾を直したり、はだけさせたり、聴診器をかけたりはずしたり(笑)

おっさんはあーだこーだ言いながら、まおちゃんの一眼で撮りまくってる。目が真剣すぎてウケた(笑)これもおっさんのサービス精神。






中に戻ってゆんたく。

まおちゃんと、わりと真剣におっさんの夢を聴いた。内容は極秘らしいので、明かせない、が壮大な夢だ(笑)

今、おっさんは民宿と、その隣りの居酒屋、そしてコトーの管理人をしてる。その切り盛りを全部ひとりでやってるというから驚異的エネルギーだ。


目の前に広がる比川ビーチを眺めながら、次々に湧いてくるらしいビジネスのアイデアの一端を披露してくれた。この島の風土や挨拶などなど、聞けばなんでも面白おかしくおしえてくれた^^


またくるよ!ふがらっさ!(ありがとう!)と言って、まおちゃんとコトーをあとにした。








島の南端をなぞる様に走る南牧場線をのんびり漕いで久部良へ。


与那国馬風(う)牧場



車海老養殖場




テキサスゲート

放牧された牛馬が牧場の外に出ないように施された溝。うっかりチャリで突っ込むと結構怖い。てか危ない。






海岸線というか、断崖の上を走っていく。アダンが繁り、豊かな牧草が覆う丘陵には、馬や牛たちが仲良く草をはんでる。とっても長閑で安らぐ風景♪



道のそこかしこに、、!











自衛隊の基地を建造中




6pm 久部良(くぶら)港。ここでまおちゃんと別れ、空腹を抱え飲食店を探す、、が、この時間になると数少ない店も閉まってるか、開いてても満席。




どうしても久部良バリに寄りたかったので、すきっ腹を抱えて、丘へ登る。

日は程よく西に傾き、歩く人影が伸びる。穏やかな柔らかい光が辺りを包む。



久部良バリは、断崖にある全長15m、幅約3.5mの岩の割れ目で、ここには悲しい伝説がある。

琉球王府が課した、過酷な人頭税制度によって貧困に喘いでいた島民は、人口制限のため、村々の妊婦を集めて、この岩の割れ目を飛ばせたという。妊婦たちは必死の思いで飛んだが、多くは転落死したり、流産したと語り伝えられている。


実際にそこに立ってみる。男でも、助走なしに反対側に飛び移るのは難しい。丸みを帯びているので着地後、滑って転落するのは想像できる。

お地蔵さんに合掌、、




崖の上には一群の廃墟というか、骨組みを残すのみとなっている建造物。製塩工場跡らしい。




ここら一帯は、久部良フルシという。荒波によって侵食された奇妙な岩群が連なり、独特の景観をつくっている。

夕日を受けて一層くっきりと、一層美しくその凹凸を際立たせていた。










カメラのバッテリーも俺のバッテリーも限界だったが、なんとか粘って日没をレンズに納め、祖内へ帰還。

I家に戻って、カルパスとビアで早々に夕食を済ませ、シャットダウン_(x3 」∠)_





天気:晴れ
走行距離:-km
家泊