238日目 「うどん」 | USKの旅日記

USKの旅日記

26歳からの青春の記憶


2014.6.30
高松市(香川)



撤収して、飯食おうかと思ってたら、散歩で通りかかった地元のおかあさんが話しかけてくれた。元々、大阪や奈良に住んでたけど、稼業のことや両親の他界で区切りをつけ、旦那さんとふたりでここに越してきて、早9年目だとか。

ここらへんは、地域ぐるみで定期的に清掃したり、会合を開いたり、昔ながらの風習が残ってて、最初は苦労したみたい。めちゃくちゃ陽気な人だから今ではすっかり馴染んでる様子。

不満があるとすれば、近くに病院がなく、高松まで出るにしても運賃が高いってことらしい。

まあでも、土地は安いし、気候は穏やかだし、移り住むにはいいとこ、だって。ひと晩しかいないけど、たしかに山あり川あり海ありで 、余計なものはなく、立派な公園もあり、長閑で居心地のいい場所だ。


食パンでよければ、食べにおいでってご自宅に誘ってくれた。ありがたくお言葉に甘える(^^)

オンボロだったという空家から、よくぞここまでって程めっちゃいい感じのお宅にびっくり。敷地の狭さが逆に良さになってる。旦那さんが手作りしたセンスのいい家具や棚や垣根が癒される空間を創り出してた。

頂き物だという厚切の食パンを焼いてくれた。はちみつとバターをつけてかじる。サクふわで、半端なくうまかった(^^)

旦那さんも気さくな人でよく笑ってた。穏やかな性格と人の良さが滲んでる。おかあさんのことをやっちゃん、やっちゃん、て呼んでた(笑)たくさんのことをふたりで乗り越えてきたんだなぁ。仲良しな様子はみてて俺も幸せになってくる。

7月に金沢にいる孫に会いにいくのが楽しみだ、と笑って話してた。

出際に、冷やしたビワと李をもたせてくれた。いつまでもいたいけど、お礼を言って出発。名刺もらったから後で手紙書こう(^^)




これから進む道筋を眺めながらしばし、山道を登る。








82番をお参りして、再び「さぬき浜街道」を進む。昨日、公園で会ったおじさんがおしえてくれた「なかやまうどん」をみつけ、暖簾を潜る。



冷やしぶっかけ(大)を注文。

コシの強そうな光沢のある麺。汁は少ない。

ひと口食ってみる、、、ふた口、み口と止まらなくなる。うますぎる!!

シコシコつるつる!固めの麺が小気味いい食感で、喉越しも抜群。汁は甘め。もっと食いたかった。埼玉ではワンコインでこれ程のうどんは食えない。




旨いものを食うと笑顔になるのが通例。ニヤニヤしながらキコキコ。少し先に気になる看板を掲げた別のセルフのうどん屋。「あかね製麺」。

ランチのまんぷくセットは、
うどん(大)におにぎりが2個とかき揚げがついて470円。やばい。既に腹八分だけどいくしかねえ。

今度はカケにしてみる。うどんは旨いけど、なかやまうどんには到底及ばない。超満腹となり、おにぎりをテイクアウト。




83番で昨日最後に行ったお寺で会ったKくんと会う。彼はベンチでお遍路本を開いて何やら考え込んでた。歩き遍路は、時間の使い方がシビアになるから考えることが多いのは当然だ。昨日行ってきたという禅道場について少し話を聞いた。

お互い気つけて、結願しような!(^^)





駐車場に行く途中の田んぼにいたカブトエビに気を取られてるうちに、烏におにぎり食われた(笑)飯やられたのこれで何度目だ?






高松駅経由の84番。屋島にあるそのお寺へはドライブウェイをつかっていくつもりだったが、チャリは通れないらしい。





土産物屋のおかみさんのいう登山口まで行き、Big Dを置いて登る。



お供杖を借りてみる。これ、、めっちゃ楽!びっくりした(゜_゜




本堂の隣りで、昔、屋島で迷った弘法大師を助けたといわれる太三郎狸を祀ってる。










山を下り、公園へ。テニスコートでは大学生が遅くまでわいわいテニスしてた。なんか懐かしくなった。





札所:82→84番
天気:晴れ
走行距離:50.1km
公園テント泊