STARMARIE「ホシノテレカ」

 

http://starmarie.com/free/songs#song1_1

 

 

『ステラとスバル 宇宙のラブストーリー』を制作してくれた3人(金田さんニッポンさん小田切さん)の書き下ろし最新作です。

 

 

*ストーリー

 

天国へ電話をかけることができる、

「ホシノテレカ」が存在するという空想世界が舞台。

 

1番では、パパに電話をかける子供。

2番では、恋人に電話をかける男 ?

が、それぞれ主人公。

 

ラストでは、それぞれが未来に向かう様子が描かれる。

 

 

*謎

 

ただし、いずれも一方的で、

電話の話し相手は出てこない。

 

そして、

 

「ホシノテレカを君だけにあげるね」

 

くれるのは、一体誰?

 

 

*物語のキーアイテム「テレカ」

 

「テレフォンカードって知らないの?そうだね 古いね」

 

若い人たちは本当に分からないかもしれませんが、

テレフォンカード使う時って、

ドキドキするシチュエーションが多くなかったですか?

携帯電話はなかったですから、

かかってくるほうも、誰からかかってきたか分からない。

 

声が聞ける。

 

声を聞くとドキドキしませんか?

 

「受話器を持ったら 胸の鼓動が 電波に乗って 空架けていく」

 

そう思うと、テレカって、不思議なアイテム。

ファンタジー要素があるし、

数字が減って行く様は、まるで人の命みたい。

 

 

*テーマは、"日々を無駄にしてはいけない"

 ・・・のは分かっているが、そううまくはいかない。

 

「残高がある およそ 通話できるのはあと1分 後悔しないように」

 

限られた時間の中で、

大切な人に会うこと、話すこと、

後悔しないように。

 

と、いうメッセージが込められていますが、

 

一方で、

「ほんとは毎晩 話がしたいよ でも余計に悲しくなるから」

「あと2時間だけ ぎゅっとしたら もう愛し足りました そんなことあるはずもなくて」

 

結局、ベストを尽くしたとしても、

ずっと満たされることはないんだ、ということ。

 

それが「愛するってなんですか? 傷つくことですか?」にリンクする。

 

 

* じゃあどうやって生きていこう

 

誰だって、毎日後悔する、

ということを受け入れよう。

 

「人はできないのに 時計を いつも戻したがる」

 

だからそれを乗り越えていく。

たまに振り返るのもよし。

例えば怒ったり、例えば感傷に浸ったりも大いに良し。

 

しばらくしたら、電話を切って、

「前を見て前を見て 前を見て進むんだ」

 

3回!

 

自分に言い聞かせるように。

 

進もう。(たまに戻ろう)

 

 

「ホシノテレカは夢だったの?さよなら」

 

 

* 謎

 

最後に、もう一度。

 

いずれも一方的で、

電話の話し相手は出てこない。

 

そして、

 

「ホシノテレカを君だけにあげるね」

 

くれるのは、一体誰?