ちょいとメモ程度にインプットした話を。



まずKOOZA!

(だいぶ前の2月に行ってたんすけどね)


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個々の演目は凄かったし良かったけど、

もっとトータルの世界観をつくれたんじゃないかなぁ、って思った。

相変わらず偉そうやけどね(笑)

世界観でいくと劇団四季の方がぐっとくるものがあったなぁ。



んでもって、レオナルド・ダ・ヴィンチ展。


こちらは逆に世界観が丁寧に作りこまれてあった印象。

レオナルド本人の現存作品数は少ないがために、

弟子との共作やデッサン画を含めたトータルで、

彼のこだわりを追体験できる仕組みになっていたと思います。


しかしよく考えたら、10年前にイタリアはフィレンツェのウフィツィ美術館(以下写真)で、

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品を結構見たような…

でも記憶が曖昧…

同じものを鑑賞したとしても、自分の心の持ちようでまったく感じ方が違うのですねぇ。



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KOOZA、ダ・ヴィンチ展、この2つが福岡で見れるという奇跡。

主要なものは必ず来てくれるし、日本における福岡のポジショニング絶妙です。



福岡で体験できないものは首都東京で、ということで。

代官山の蔦屋(ツタヤ)に行ってきました。



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このオサレ感は代官山ならではですわ。

平日の昼間に行ったのでお上品な奥様方がたくさんおられました。

中はかなり居心地よくてず~っと居座れる感じ。

あと油断するとたくさん本を買ってしまいます。



そんなわけで、

「仕事以外のことをして仕事のレベルを上げよう作戦」

は継続中でございます。




2月のSAM会に参加してきました。


※SAM会とはコチラ(綾水会の進化形)


そこで出たのがビッグデータの話。


ビッグデータってわりと旬なキーワードですが、知っていますか?


例えばリクルートではこんな使い方 を始めていたり、

博報堂はこんなこと をしていたり。


JR東日本ではこんな感じで商品開発 に活かしたりしている。


例えば、この記事の中には、

「データを解析してきた結果、フロムアクアは東京23区外の朝の時間帯で特に多く買われていることが明らかになったという。」

っていう記述があります。



・・・ちょっと待て、と。


この商品開発の本当の経緯は分かりませんが、

この記事だけを見て思ったことは、


「朝買うことぐらい、ビッグデータ解析せんでも、現地ではりつけば分かるやろ」と。

「というかむしろ自分の目で確かめて、そこから何を感じるか?がマーケターの肝やろ」と。

「データ分析がこうだったので、こういう商品開発です、って、それあなた以外でも出来る仕事やん」と。


(まあ、「ビッグデータを用いた商品開発」っていう記事を恣意的に書きたかったんだとは思いますが…)


ビッグデータの解析って従来分からなかった相関が分かる一方で

「思考STOP」させてしまうツールにもなり得るなぁと。


で、昨日のSAM会で、

ビッグデータが専門の九大ドクターと会話してたんですが、

その時の話で印象深かったのがコレ。


「データ分析って“最初”と“最後”のセンスが肝」


まず最初の方のセンスの肝は、最初にどの要素を入れて分析をかけるか?


例えばDMの効果を分析したい場合に、

対象者の性別、年齢、職業、収入、居住地、過去の購入履歴…等の要素は誰でも思いつくとして、

更に、天気、株価、時事、など一見関係ないかも?というような要素を入れるのかどうか?

分析する要素から決定的なものが抜けていれば、その分析は何の意味もない、

それどころかミスリードしてしまう危険もある。


最後の方のセンスの肝は、分析結果を見てどう展開していくか?

例えば「水は朝買われている」というデータ結果を見て、

「じゃあ朝の通勤経路に水を置こうよ!」ってなるか、

「深夜に白地があるから深夜に飲める水を開発しよう!」ってなるか、

この二つは180度方向が違うわけで。



しかし、ここに来て、「センス」ですよ。

クリエイティブ界では死後&禁句になっている「センス」ですよ。


センスって何ですか?

遺伝ですか?


遺伝もあるでしょう。でもそれは思考STOPワード。



僕は、


体験数(種類) × 感受性(能動性)


でセンスは磨かれると思います。


「企画は記憶の複合 byおちまさと」は有名な言葉ですが、僕もそう思います。


結局、過去の自分の体験が無意識・意識的に結びついて、発想が出てくるし、

この筋いける、いけない、の判断をしていたりすると思うんです。

「何故その筋なのですか?」って質問されても説明できない(結局は後付けでこじつけるけど)。

それこそもうセンスでしかないんだけど、

「その発想の出し方を体系化・ナレッジ化して後輩の指導にあてよう」という、

それこそセンスのない発言をされてガックリきたり(笑)


でもただの体験でもダメですよね。感受性(能動性)が必要。

受動的かつ鈍感に体験を重ねていても、それはただ武勇伝が増えているだけ(笑)

その体験から自分が何を感じたか?それを無意識に脳が覚えてるんじゃないかな?



そんなわけで今回も僕は仕事以外のインプットから、

ブログというアウトプットをしました 、とさ。


結論から。




仕事が忙しいときにやると効果的なこと、

それは「仕事以外」のことでしょう。




アウトプットばかりしていると、

量と質のどちらも生産性が悪くなってくる。




そこであえて仕事以外のインプットを入れにいく。

それによって今までとは違うスイッチが入って、

アウトプットの量と質の生産性がまた高くなる。




というわけでちょっと忙しくなってしまった僕は、

先週、「茶会人訪問」されました。




茶会人訪問ってのはこれ
のことで、

社会人が登録→学生が発見→OB/OG訪問を依頼、

ってやつです。




はたらくサマースクール
を開催して、


学生にはもっと社会人と会って社会を感じてほしい、


社会人は働くって楽しいと学生に夢を与えてほしい、


と思っている僕としてはOB/OG訪問はかなりWelcome!!




今回は、筑紫女学園大学の3年生が訪問してきました。




そこで質問されたのはこんなこと。




・入社の最大の決め手は?


・入社から今までの仕事は?


・入社前、入社後のギャップは?


・他社との違いは?


・毎日の時間の流れは?


・残業はどのくらい?


・今の会社に入ってよかった?


・仕事の楽しいところは?大変なところは?


・社内の雰囲気は?


・どんな人に向いている仕事?




これってむしろ勉強になるのは自分の方なんですよね~。




例えば、




「入社から今までの仕事は?」


と聞かれて簡潔に分かりやすく回答できるかどうかで、


会社に与えられた仕事をこなしているだけなんじゃないの?


というセルフチェックになるし、




「他社との違いは?」


なんてのは、コンペでキーマンが考えていることそのもの笑


これを一言で言えるかどうか?




自分の強み弱みや、自分が何を誇りに働いているのか、


等々の整理ができるわけです。




更には自分の話のどの部分に学生が反応しているか?


を見ることで、自分の話の分かりやすさ、面白さ、が試されている




仕事が忙しい中でも、なんとか1時間を学生のために空けることで、


100倍以上のお返しが自分に帰ってくる。




もう一度、自分に言い聞かせるように。




仕事が忙しいときにやると効果的なこと、

それは「仕事以外」のことでしょう。