いっそのこと、感情なんて出さない方が、平穏を保てるし、
人に迷惑をかけないでいられると思う。
何よりも、感情の起伏の激しい自分のことが好きじゃないから、できればそんな自分は奥底の方に閉じ込めておきたい。
中には、自分の親の、
溜まってしまっていた感情を爆発させて、周りに迷惑をかけている姿や、
感情を我慢し過ぎて、心を壊してしまっている姿を見たりして、
自分はああはならないでおこうという思いから、
冷静に感情を処理する(もしくは感じないように意図的に自分を無機質な感じにさせる)ことがいつの間にかフツウになってしまっていた。
最近、本当によくHSP気質(人の感情を敏感に感じ取ってしまう気質)の人に会うようになったのですが、
そのほとんどの方が、上記のようなパターンで、
『自分の感情を出すこと、自分の感情を知ることを良しとしない』 傾向があります。
それでも別に仕事はやっていけるし、社会の中でもなんとか生きていけると思います。
ですが、
会社の中での上っ面な付き合いとかが、「ウソだらけ」なものだということがわかってしまう僕らにとっては、
もうその空間にいるだけで、疑いや妬み、憎悪、嫉妬などをたくさん感じてしまい、とにかくしんどいのです。
だから、ほとんどのHSP気質の人が自分の感情を閉じ込めようとしてしまうのは仕方がないことなのかもしれない。
意図的に感じないように振舞っておけば、なんとか無難にはやっていけるから、このままでいいよ。
今更感情なんて出したくはないよ。
っていう意見の方が多いのも仕方ないかもしれない。
でも、
本当はその奥底にあるあなたの純粋な感情が、人の心を振るわせるほどの素晴らしいパワーを持っているから、
できれば、多くの人に、
その感情を抱きしめ、そして小さな自分自身を受け止め、素直になり、
もっと感情豊かに、周りの人をもその言葉と想いで感動させてしまうような人生を送っていって欲しい!
僕らは、ただただそう願っています。
確かに、奥底に隠していた自分の感情に向き合うのは、僕らにとってはかなり怖いことです。
でも、その豊かな感情こそが、僕らの”本当の強み”だから、
もし、少しだけでも興味を持ってくれたら、
彼女の”偽りのない言葉と想い”を感じて欲しい。
現在、僕の事業のサポートをしてくれている心強い仲間である、飯田諒子ちゃん。
彼女もまた、HSP気質を持っており、それにより苦しんだ過去を持ってます。
そんな彼女が勇気を持って、
自らが否定してきてしまった過去をさらけ出してくれました。
彼女は今、自分の感情に向き合おうと必死に挑戦しています。
彼女の経験が、あなたの『支え』になることを願って、
彼女が素直に綴ってくれた言葉を以下に送ります。
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「すぐ泣かないの!」
「なんでカンシャク起こすの!?」
「○○ちゃんは強いんだから、あなたも同じように、、」
これは、私が幼い頃言われていた言葉たちです。
些細な物事に感情が触れて、怒りに変わってしまう。
人の何気ない言葉に傷つき、それがびっくりするくらい胸に残ってしまって涙が出てしまう。
でも、、。
私が泣けば誰かが困る、
誰かが嫌な気持ちになる、
幼い頃からそう思って生きていた。
だから誰にも泣きたいなんて言わなかったし、 苦しくなったら、感情を整理して終わりでした。
怒り・悲しみなんかは特にそう。
でも本当は周りのあの子みたいに泣きわめいてみたかったんです。
ワガママを言ってみたかったんです。
そういう人が嫌だなって感じでいたのに、 本当は自分が一番そうなってみたかった。
でも出来ないから、必死に「あの人みたいにはなりたくない!」って言葉で自分の感情を見ないようにして生きてきました。
大人になってからは、 それが人の感情を吸収する事に変わりました。
「あの人、心から笑ってないな」
「あの言葉に、傷ついてるんだな」
そんな事を感じては、その人に声をかけていました。
でも、 誰も気づいてくれなかった。
本当は、私自身に一番気づいて欲しかったということを。
助けて欲しかったということを。
素直に助けてって言えたらどれだけラクだったろうか。
けど誰にも言えなかった。
幼い時のように否定されるのはもう嫌だったからです。
もし、これを読んで下さっているあなたが、何か共感してくれるものがあったら、
そんなあなたにどうしても伝えたい事があります。
本当は、泣いてしまう自分を許してあげたい。
本当は、傷ついてしまう自分を赦してあげたい。
本当は、そんな自分を一番愛して欲しい。 わかって欲しい。
そう思っているんじゃないですか。
苦しかったね。
泣いちゃダメ、心を動かしちゃダメって思ってたんだね。
でもね、貴方はもう十分すぎるくらい 人の感情に向き合ってきたから、、
だからもう、
すぐ泣いてしまう自分も、
心が過剰に動いてしまう自分も、
誰にも助けてを言えない自分も『赦して』あげて欲しい。
それは弱さではないから。
飯田諒子
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どうか、ご自身の感情を赦して、受け止めてあげてください。
そして、愛してあげて欲しいのです。
だって、僕らの感情は、
その”美しさ”と”まっすぐさ”で人の心を救えるほどの素晴らしい力を持っているんだから!!