妊娠中にはいろいろなトラブルが起こりがちです。例えば出血や下腹部の緊満感により流産や早産の危険が高まる切迫流早産や、つわりが悪化することで必要な栄養や水分の摂取が難しくなる重症妊娠悪阻など、自宅安静や入院を必要とする状態も多くあります。

妊娠されながら職場に勤務されている妊婦さんも多く、事業所と医師との間の連絡が必要です。

また男女雇用機会均等法により医師からの指導事項にもとづき、事業所は適切な措置を講じなければなりません。

その内容は休業、勤務時間の短縮、立ち仕事の制限など細かい指導を必要とします。

 

今までは連絡に診断書を用いていましたが、これらの細かい指導が可能になるよう母性健康管理指導事項連絡カードがあり、簡便かつ安価であり活用されています。

しかし一部の事業所では診断書として認められないなど、認識の低さが問題となっています。元気な子供たちで高知の未来を支えていってもらえるよう、事業者の皆様の柔軟な運用へのご協力をお願いします。