ブログペタありがとうございました。
先日の麻生元首相の功績としてもう1つ、転載したいと思います。
全世界が2007年のアメリカの住宅バブル崩壊 サブプライムローン危機を発端に世界的な同時不況連鎖。
2008年9月29日にアメリカ合衆国下院が緊急経済安定化法案を一旦否決したのを機に、ニューヨーク証券取引市場のダウ平均株価は史上最大の777ドルの暴落を記録。
金融危機はヨーロッパを中心に各国に広がり、10月6日から10日まではまさに暗黒の一週間と呼べる株価の世界的な暴落が発生し、市場の混乱は頂点に達しました。
ポール・クルーグマン(ノーベル経済学賞受賞者)
「これは実に、第二次世界恐慌の始まりのように思われる」
世界の経済構造は、先進国が中心となり運営するG7構造から、新興国の成長力に依存するG20に急速に変化しています。
この危機は世界の基軸通貨としてのドルの信頼は根底から揺らぐことになり、新興国の経済破綻に拍車をかけ、甚大な被害を及ぼしてしまう。そしてそれは新興国に依存する先進国もその波に確実に飲み込まれてしまいます。
YouTube動画、「危機をチャンスに変えろ」~G20サミットの舞台裏~
※この動画は経済グラフ等を分かりやすく解説してくれていますので、ブログをきっかけに、YouTubeで視聴してもらうほうが伝わると思います。作成された方に脱帽でした(^-^ゞ
あの日、僕らは世界が壊れていくのをただ眺めていた。
国家を食い潰す怪物を。
2008年 金融バブル崩壊
銀行破綻
総額 2京円 規模
金融システム停止
2008年11月14日
アメリカ合衆国 ワシントンDC
麻生太郎 日本 内閣総理大臣
G20金融サミットに出席
この一ヶ月前、
日本から国連に向けて、あるメッセージが伝えられていた。
「日本は、自国の外貨準備を使って、IMF(国連)を資金面で融資する用意がある。」
交渉前夜、
「世界同時デフレ不況の到来。世界中の決済機能が停止したいま、政府の介入なしに景気回復はない。ここで新興国への救済措置が実行されなければ、アジア経済圏は向こう10年収縮を免れない。ひいては日本が、持続的に経済成長を成し遂げる上で重い足枷となるだろう。」
参考:G20サミット終了記者会見
「他方、危機に際し新興国家の救済に名乗り出るべきIMF(国連)が期待される役割を果たせずにいる。IMFの組織機能の改革を軸とした金融システム全体の安定化と、保障の確保は最優先事項だろう。ここに我々が交渉する価値がある。他国の後追いでは意味を為さない。日本から仕掛ける。」
参考:「IMFにおける日本国のステートメント」財務省
日本はこのとき交渉材料として、政府保有の外貨1兆ドルの存在をチラつかせながら、
日本側が提示する条件を呑むようIMFに詰め寄ったのである。
2008年10月10日
G7 財務省・中央銀行総裁会議
第1ラウンド 日本vsアメリカ
中川昭一 財政金融担当大臣
「米国は銀行の不良債権を買い取る気があるのか。市場はそこを見ている。」
ヘンリー・ポールソン 米国財務長官
「それには議決権が必要だ。まずは議決権のいらない株式の購入から…」
中川昭一 財務金融担当大臣
「金融危機を甘くみないでほしい。今回、日本は米国をたすけない。米国だから、自国のことは自国で処理できるものと期待している。」
第2ラウンド 日本vsIMF
ドミニク・ストロスカーンIMF専務理事
「日本の融資表明に感謝申し上げる。」
中川昭一 財政金融担当大臣
「条件が2つある。
1、融資先はG7を対象外とする。
2、強行的な介入方法を見直すこと。
そちらの努力しだいで、我々は融資する『覚悟』がある。」
2008年10月13日
世界同時金融システム防衛作戦 決行
米国の苦悩…
「米国発の危機はすでに世界規模で蔓延している。先日アイスランドがデフォルト(経済破綻)を宣言し、危機が継続する限り、この流れは続くだろう。また、今回はフランスを筆頭に、ドル基軸通貨体制を拒絶する国までではじめている。他方、米国国会の会期が12月に差し迫っており、このまま危機が来年に持ち越されることは許されない。金融サミットをホワイトハウスで開催し、なんとしてでもその場で一致した方針をまとめあげなければならない。」
ジョージ・W・ブッシュ合衆国大統領
2008年10月21日
ブッシュ大統領から麻生首相へ電話。
ブッシュ「11月14日にホワイトハウスでサミットを開催する。麻生総理の参加をお願いしたい。」
麻生「日本はいつでも、必要なリーダーシップをとる用意がある。」
2008年10月22日
この日までに、アイスランド、ウクライナ、ベラルーシ、ハンガリー、パキスタンが経済破綻を宣言。IMFなどからの融資の予想は330億ドルを越えていた。
「IMFも資金が底をつきはじめている。残る手段は金塊の売却しかない。だか、それとて700億ドル程度。G7からの承認が得られず持久戦になればそのときは…」
ドミニク・ストロスカーン IMF専務理事
2008年10月31日
麻生はこの日、バブルの発生と崩壊にかかわる内外100名の2年間に渡る研究成果の報告を受け、金融危機への対策を協議した。
2週間後
麻生は米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』に、論文「金融危機克服に向けた提案(麻生案)」を寄稿。
その内容はサミット当日の発表内容を要約したもので、麻生からブッシュに向けられた明白な外交メッセージだった。
2008年11月14日
G20金融サミット当日
この日、麻生はサミット直前にイギリスと2国首脳会談を行い、ドル基軸通貨の堅持と実態経済への対応が確認された。
G20金融サミット 開幕
ブッシュが最初の発言者に指名したのは… 麻生太郎
麻生はレジメ、グラフを参考に90年代初頭、日本の土地バブル崩壊により土地価格指数の大幅な下落、デフレ不況下でなお実質GDP500兆円台をキープさせ、今日までプラス成長を持続させた経験を説明。
「私は以上の経験から、今日、我々が直面している危機は『克服可能である』との認識に立ちます。」
対策として、2つの段階に分ける。
一つ目。早期の段階で健全なマーケットとして信頼を回復させる4点。
1、不良債権の全貌を明らかにする
2、産業再生機構を作る
3、公的資金による資本注入を行う。
4、通貨の流動性を各中央銀行が保証する。
「これは時間との勝負であります。不良債権の決済次期が遅れるほど傷が深くなる。アメリカ政府はこの点を十分に理解され、早急にこれらの対応に踏み切ることを期待します。」
二つ目。中期的展望として再び危機が起こらないよう防止策を高じる必要性。
「中略~アメリカの巨大な消費需要に支えられて経済成長を遂げていた国々において、自律的な内需主導型成長モデルにシフトすべきなのです。」
IMFについて
「今日の危機的な状況を迎えるまでIMFに予防機能や検査機能が備わっていなかったことは、健全な金融市場を構築する上で大きな損失だったと言わざるを得ません。したがって、早期警戒機能の設置を提案いたします。」
「さらに、いつでも必要な救済措置が受けられるよう各国の出資総額を倍増させます。この場合、IMF、世界銀行、国際フォーラムでの発言権・投票権が今日の経済実態を反映するように見直すことが肝要になります。」
「先だって、日本から最大1000億ドル融資する用意があります。」
中国首相 温家宝
「反対だ。グローバル・インバランスの是正なる項目はおそらく中国を批判しているのだ。中国批判は許されない。」(?)
フランス大統領 サルコジ
「私も反対だ。ドルは基軸通貨になり得ない。20世紀に確立された金融システムを21世紀も踏襲することは不可能だ。」
日本国首相 麻生太郎
「サルコジさん、その場合さらなるドル暴落は避けられないが、現在、外貨準備のほとんどをドルで保有している新興・途上国の損失を担保する覚悟はあるのかね?」
フランス大統領 サルコジ
「我々にそのような計画はない。」
ブッシュ
「…結論がでたようだな」
2008年11月15日
金融・世界経済に関する首脳会合 宣言採択
この日、日本が提案した15項目のうち実に12月項目が宣言文の中に明記され、麻生案をベースに世界が一致して行動することが決まった。
2009年2月14日
IMFへ1000億ドル融資で調印
2009年4月2日
第2回 G20金融サミット
IMFへの出資比率に基づいた発言権・代表権の改革を2010年春までに達成することで合意
同日、EUと中国がそれぞれIMFに1000億ドルと400億ドルつつ出資を表明
「今回、アフリカ諸国は被害を受けた立場にあります。しかし、とりもなおさず我々は先進諸国と行動をともにしなくてはなりません。とりわけ日本がアフリカ諸国の発展に大きく貢献されていることをこの場でお礼申し上げます。」
南アフリカ大統領 カレマ・モトランテ
情けは他人の為ならず、巡りめぐって己が為
麻生太郎
この世界的な出来事は、日本では報道されず、多くの国民が知ることはありませんでした。(だいぶ経ってから、そんなことあったんだぁ~って感じでサラッと手短に報道…)今回の危機がアメリカ発だったのに麻生内閣の責任のような空気でした。
内需主導型成長へのシフト
これは、その国の需要はその国の供給で賄うのが基本ということ。
確かに国によって事情により難しいです。でも、日本ではそれが簡単に可能です。いずれブログに書きますが、日本は実は輸出大国であっても輸出依存国ではないのです。ちゃんと日本の市場で成り立つ経済で、世界的にもとても健全なのです。
デフレ不況で物が売れなくなって値下がりし、やっと売れても利益が少ない、売れない。
よって所得は減り、それは連鎖してまた値下がりし、所得は減り。経済が停滞したまま落ちていく。
ここにさらに消費税の増税をしたら、どうなるんでしょうかね…。
なんかテレビや新聞は、増税は仕方ないと伝えてばかりではありませんか?
そういう風潮になっていませんか?
内需拡大には、簡単な方法があります。それを麻生さんや安倍さんが実行しようとするのを遮られるように、じわじわと解散に追い込まれます。
その後、政権が変わりデフレ不況対策とは正反対の増税政策が進められる状況になりかけています。
自国から世界に提案し、世界に採択された案を、自国で潰しかけているということ。
グローバル化…時代はこの言葉を新しい自由なイメージで肯定的に見つめる反面、そのリスクやデメリットもしっかり考えて受け止めなければいけない問題だと思います。
世界と繋がる。
それは、世界の良いところばかりでなく、悪いところとも繋がるという認識で考えることが大事だと思います。