予想どおり
レディグレイの一番展葉していた穂木ですが

その後復活することもなく、枯れ枝になりつつありました。

水切れの怖さですね。葉が大きくなると葉からの蒸散も増え、一度水分が切れるとサイフォンの原理も働かないため枯れるまでが速いんでしょうね。
まだかろうじてスロースターターなレディグレイが一本残っており、年明けのベランダで育てたイチジクの挿し木はそれぞれ一本を残すのみ。
期待のバッタリアグリーンは
色々やってみましたが、これも余談を許さず

実質あと二本…
この二つに賭けるしかない。幸い、あとの二本は今のところ元気そう。
葉が出てからの成長が遅いのがせめてもの救いです。
地温確保のために水槽に浸けており、死んでないということは元気に水を吸っているのではないかとも思うんですがまだ表面に根っこらしきものは見えず。
根っこが見えれば一安心なんですけどね。
とか書いたとたんにこれ。

クレイヴェンズクレイビング
イチジククラスタで有名な品種のグループとして、ブラックマデイラfamilyというのがありまして。
ブラックマデイラはとても美味しいイチジクなんだけれども樹勢が弱く、実がついても生理落下が多く、なかなかお目にかかれないのはもちろん、樹勢が弱いことから挿し木の数も多く出回らないために手に入れることさえ困難な品種だそうで。そういった前提があって、結実確認が取れた苗はとんでもない値段にまで跳ね上がる傾向のある品種です。
いくつかのルーツがあるものの、同じような実がなる等の特徴からグループ分けしたものをfamilyとしてまとめているみたいです。その一つがクレイヴェンズクレイビングという品種なんですが、これも界隈の人々からは「ブラックマデイラに負けず劣らずとんでもなく旨い!そして豊産で本家より大きくなる!」と言われている品種です。少しブラックマデイラより樹勢が強く、大きな実がなるそう。そして少しだけ早生というのが特徴です。
調べていくうちに一度はこのグループの品種を育ててみたくなりまして、この穂木を例によってヤフオクで930円+送料で落札出来たので、これを挿し木してみようと思います。
今回はもう自然に任せて屋外で挿してほったらかしでやってみようと思います。
時期的には暖かくなるし、地温も上がるでしょうから、外でも良いかなというのと、ばーちゃんから貰った蓬莱柿やバナーネは秋に挿してほったらかしで根付いたんですよね。
結局、あれこれ苦心するよりも、春には芽吹いて大きくなる訳で、自然に任せるのが一番上手に挿し木を育ててくれる気がしまして。
まぁそもそも手に入れたのが本物の確証すら無いし、それがどんな実になるかギャンブルを楽しんでいるとも言えるわけで、930円で数ヶ月から数年ワクワク楽しめるギャンブルならそれはもう甘んじて受け入れるべきでは?とも思うわけで。
成功するとそれはそれで熱も冷めそうな気がしてならんのですが鉢植えなら処分するにしても許容範囲です。
果物は何でも美味いと思う僕が違いがわかるか同かは別にして、40年弱、桝井ドーフィンか蓬莱柿かバナーネかブルンスウィック位しか永らく選択肢が無かったイチジクなので、色々なのを食べ比べてみたいですね。




