狼と香辛料 | ぽんのあれこれ

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徒然なるままに日暮し、スマホに向かいて心に移り行くよしなしごとを書き連ねます。基本的には忘備録。


気になったらお好きにコメントしていただければと思います。

  今季の楽しみ

葬送のフリーレンが終わり、キングダムが終わり、とてつもない喪失感を感じている年度始めですが、一時の癒しが。


https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/spice-and-wolf/


涼宮ハルヒの憂鬱シリーズ以外で唯一集めたラノベがこの狼と香辛料でしたね。


一度アニメ化されたときはあまりの原作崩壊に途中で見る気を失くしてしまいました。


  令和版としてリバイバル

令和の時代に平成のラノベがリバイバルされるとこうなるのか…という肯定的な満足感と、あの時感じた心のモヤモヤが晴れるような作画で良かったですね。


流石に鬼滅やらフリーレンのような原作クオリティに匹敵するようなインパクトはありませんが、そもそもマンガベースでないラノベにあって、作中の作画クオリティに近づいた事に意味がありますね。コミックス化もされましたけど、集める気にもならなかったもんなぁ…


これが…

アニメ版でこうなって…

コミックスだとこうなる…

平成のメディア化の闇を感じる…



そしてリバイバル版だとこう。善き。


  要約

豊穣を司る狼の化身ホロと行商人ロレンスとの二人旅で進む物語。昔々の人間との約束を守り、永らく村の麦の豊作を司っていましたが信仰を忘れた今の人々とその約束を破棄してある時タイミング良く通り掛かった行商人の馬車に乗り込んで逃げ出す所から始まるんですが、行く先々で色々なトラブルに巻き込まれながらも、二人で解決しながら故郷のヨイツを探すというストーリー。


同じラノベで言えば涼宮ハルヒ程の認知度は無いし、灼眼のシャナ程ファンタジーが強くなく、普通に読み物として面白いラノベでしたね。謎解きなんかも少し頭を使わされたり、貨幣経済の話があったり、挿し絵のホロに癒されたりとその辺りのラノベ界隈がど真ん中な世代故に嬉しさもひとしおです。


ネタバレすると、狼と香辛料は最後にはヨイツで結婚しておしまいなんですが、続編の狼と羊皮紙では二人の子供のミューリという女の子が同じように旅に出る物語が綴られているんですが、リバイバルアニメ版では1話の冒頭からミューリの姿が確認できます。


続編まで手を出している者としては嬉しかったですが、2クールでやりきれるほどの量では無いのでその辺りまで進むとは考えにくく、終盤に大きく関わる内容のためちょっとサービスしすぎでは?と思ったのも事実。


しかしホロとロレンスの声優さんは平成版と同じキャストでとても懐かしくて良かったですね。特に わっちキャラは小清水さんの声なんよ…