株を「まとまった入金の予定があるから」という理由で買ったことはありますか。

結論から書くと、それは買う理由ではありませんでした。買った翌日に1割溶かして、ようやくそれが分かりました。

今日は【資産公開】シリーズの続編として、私の含み損25万円の中身を全部分解して、どこで判断を間違えたのかを書きます。

1. 10月の入金を、前倒しで使った
9月末で今の会社を退職します。10月末には、まとまった入金がある。

その前提で、私は7月28日にフジクラ(5803)と古河電工(5801)を100株ずつ買いました。特定口座で、NISA枠は温存。

理由は自分の中でははっきりしていました。光電融合・AIデータセンター関連の国内中心にいるのがこの2社で、11年間ずっと熱源設備の営業として「電気を食う機械」の側にいた自分には、データセンターの発熱と電力の話に肌感がある。

……という説明を、私は自分に対してしていました。

本当の理由は「10月に入金があるから、今のうちに」でした。

2. 翌日、日経平均は930円下げた
7月29日。日経平均株価は前日比930円安の61,434円。約2ヶ月ぶりの安値です。

韓国の半導体大手の決算が市場の期待に届かず、SOX指数も4日続落。フィッチがAIへの大規模投資を主要な信用リスクになり得ると警告したことも重なり、AI・半導体関連に売りが集中しました。前日も2,500円超の下げ。

つまり私は、2日連続の急落局面のど真ん中で買っていたことになります。

SBI証券の口座管理画面を開いたときの第一声は、「やべー」でした。

3. 含み損25万円の中身を分解する
■フジクラ(5803)
 4,199円 → 3,760円 -43,900円(-10.45%)

■古河電工(5801)
 3,100円 → 2,772.5円 -32,750円(-10.56%)

■Jトラスト(8508)
 977円 → 767円 -176,400円(-21.49%)

■NTT(9432・NISA)
 158.0円 → 160.3円 +2,300円(+1.46%)

──────────
合計 -250,750円(-14.68%)

ここで、初めて気づいたことがあります。

25万円の含み損のうち、今日の暴落で増えたのは7.6万円。**残りの17.6万円は、Jトラストです。**ずっと前から抱えていて、「そのうち考える」と言い続けてきた銘柄。

今日、私が動揺したのは新しく買った2銘柄のほうでした。金額が倍以上大きいほうは、視界に入っていなかった。

損失は、新しいもののほうが痛く感じる。古い損失は、痛みに慣れてしまう。これが一番怖いことだと思いました。

4. ここで引いた線
2つ決めました。

**ひとつ。フジクラと古河電工は売らない。**買った理由(光電融合まわりの需要)が今日1日で消えたわけではなく、下げたのは個別材料ではなく相場全体だからです。ただしこれが「損を確定させたくない」の言い換えになっていないか、定期的に自分に聞くことにします。

**もうひとつ。Jトラストは今週中に結論を出す。**今日の相場とは関係なく、ずっと先送りしてきた判断だからです。

そして一番の反省は、こっちでした。

**「10月に入金がある」は、買う理由ではなく、買える量の話でしかない。**私はこの2つを混ぜました。転職が決まって収入の見通しがついた高揚が、判断の時間軸を1年から1週間に縮めていたんだと思います。

5. 再現できる3ステップ
1.**含み損を「合計」で見ない。**銘柄ごとに分解して、「今日の相場のせい」と「前から放置していた分」を分ける

2.**各銘柄の「買った理由」を1行で書き直す。**書けないものが、本当の検討対象

3.**「入金予定があるから」で買わない。**入金してから買う。理由と資金を切り離す

次回予告:【資産公開】シリーズ、次回はJトラストの結論を書きます。損切りするのか、しないのか。判断の過程もそのまま公開します。

※投資判断はご自身の責任でお願いします。この記事は私個人の記録であり、特定銘柄の売買を勧めるものではありません。

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