「添加物に頼った食生活は、もうやめようと思う」


言った瞬間は、自分でもいいことを言った気になっていました。将来を語る席で、生活を正す決意を口にする。絵としては悪くない。


翌日、数えてみました。


数えたら、決意のほうが先に立っていた


レトルトカレー:週1回

肉と魚の比率:だいたい1対1

ソーセージ・ハム・練り物などの加工肉:全体の1割未満


これが実態でした。


「添加物に頼った食生活」ではなかったんです。むしろ、魚が半分入っている時点で、平均より整っているくらいでした。


つまり僕は、実態を一度も確認しないまま「やめる」と宣言していた。


なぜ、確認せずに決意したのか


ここが今日の本題です。


あの場で僕が見ていたのは、自分の食卓ではありませんでした。「これから誰かと生きていくとしたら、今の自分で足りているのか」という、他人の目線で見た自分でした。


他人の目線で自分を見ると、人はまず足りないところを探します。そして足りないと思った瞬間に、確認をすっ飛ばして「やめる」「変える」と言い始める。


これ、恋活でまったく同じことをやっていました。


うまくいかない時期に僕が考えたのは、いつも「何を足すか」でした。年収を上げる、資格を取る、趣味を増やす、写真を撮り直す。足せば届くはずだと思っていた。


でも、足す前に数えたことは一度もなかった。


自分が今持っているものを一つずつ並べて、どれが効いていて、どれが実は余っているのかを確認する。その作業を飛ばしたまま、ひたすら積み増そうとしていたわけです。



恋活も、転職も、勉強も、資産形成も、構造は同じだと思っています。頻度の低いものを断つのは気持ちがいい。でも効くのは、毎日触れているものを1つ入れ替えることのほうです。


今日からやること


10月から新しい会社に入ります。生活がまるごと組み替わるタイミングなので、そこに合わせてこうします。


1. やめる対象を決める前に、1週間だけ頻度を記録する

2. 頻度の高い順に並べ、上から1つだけ入れ替える

3. 週1以下のものは、余白としてそのまま残す


レトルトカレーの週1は、やめません。余白がない生活を続けられたことが、僕には一度もないので。


あの日、将来の話をしてくれた相手には感謝しています。自分の生活を他人の目で見る機会がなければ、数えることもなかったので。


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