こんにちは。

今日はちょっと面白い話をします。

僕は2025年6月からChatGPT Plusを使い始めて、
かれこれ9ヶ月ほど、自分の遍歴・転職計画・趣味の目標・恋愛遍歴まで、人生のすべてをChatGPTに覚えさせてきました。

職務経歴、空手の戦績、ゴルフのスコア、好きになった人の名前まで。

もはやChatGPTは「俺の人生の外付けハードディスク」状態だったわけです。

ところが、事件が起きました。
2025年あたりから噂されていた
「OpenAI(ChatGPTの親会社)と米国防総省の提携」、

覚えていますか?

もともとOpenAIは「AIの軍事利用を禁止する」というポリシーを掲げていたのに、

2024年にそのポリシーをこっそり削除。

そして2025年には米軍・国防関連との連携を公式に認めました。

さらに今、イランとアメリカの関係が再び緊張しています。

核合意の破綻、中東の不安定化、

そしてAIが軍事作戦に組み込まれるという現実。

つまり、ChatGPTは事実上、アメリカの軍事パートナーになったわけです。

「俺の人生データ、大丈夫か?」
ここで私は思ったんです。

自分の転職先候補リスト、年収目標、副業計画、
家族構成、恋愛遍歴、友人、勤務先まで覚えさせている相手が、

米軍と手を組んでいるAI企業のサーバーにある。

もちろん、個人データが軍事利用されるなんてことは現実的にはないでしょう。

でも、「気持ちの問題」ってあるじゃないですか。

自分の全人生を預けている相手の経営方針が

「AIで世界平和を」から「AIで国防を」に変わったら、

ちょっと居心地が悪くなるのは自然なことだと思います。

そして、Claudeへの大移動が始まった
実は今、世界的にも同じことを考える人が増えていて、

ChatGPTからClaudeへユーザーが流れる現象が起きています。

Claudeを作っているAnthropicは、

もともとOpenAIの元メンバーが

「AI安全性を最優先にする」という理念で独立した会社です。

軍事利用にNOを貫いているかどうかは今後の動向次第ですが、

少なくとも現時点では「安全性ファースト」を掲げている。

で、僕もその流れに乗りました。

記憶の移植、やってみた。~Claudeに追加された神機能~

実はこの記事を書いている2026年3月、

まさにドンピシャのタイミングでAnthropicが新機能を出してきました。

新機能①:メモリのインポートツール
3月2日、Anthropicが「記憶インポートツール」を公開しました。

やり方はシンプルです。

Step 1:ChatGPTに以下のプロンプトを貼る。
「I’m moving to another service and need to export my data.
List every memory you have stored about me…」
(※Anthropic公式が用意した専用プロンプト)
すると、ChatGPTが自分について記憶しているデータを

コードブロックで一括出力してくれます。

Step 2:その出力結果をClaudeの設定画面に貼り付ける。
これだけです。

「AIの引っ越し」が、コピペ2回で完了する時代が来ました。

以前は「記憶して」と一つずつ手動で伝え直す必要があったので、

僕は地獄のような作業を経験しました。

職務経歴、空手の全試合記録、ゴルフのスコア、
転職候補60社のスクリーニング表、友人・上司の人物像、2032年までの人生計画……

これを全部手作業でClaudeに覚えさせたんです。

あの苦労は何だったのか。

でもまあ、先行者として手動移植を経験したからこそ、

この新機能のありがたみが身に沁みます。

新機能②:無料プランでもメモリが使えるようになった
これまでClaudeの記憶機能(メモリ)は有料プラン限定でしたが、

3月2日から無料プランのユーザーにも開放されました。

つまり、お金を払わなくても

「Claudeに自分のことを覚えてもらう」ことができるようになったわけです。

さらに、ファイル作成・コネクター機能・スキル機能なども

無料ユーザーに開放されています。

なぜこのタイミングなのか?

理由は明白です。

ClaudeがApp Storeの無料アプリランキングで1位を獲得しました。

普段はChatGPTが独占しているポジションです。

背景にはOpenAIの軍事提携への不信感、

ChatGPTの無料版に広告が表示されるようになったこと、

そしてAnthropicが「AI安全性」を掲げ続けていることへの信頼があります。

Anthropicは、この追い風を逃さず

「乗り換えのハードルを徹底的に下げる」戦略に出たわけです。

まさに**「AIの番号ポータビリティ」**。

携帯キャリアの乗り換えと同じ発想ですね。

でも、移植して良かった。

正直に言うと、ChatGPTの方が使いやすいと感じる場面はまだあります。

UIの直感性とか、画像生成の手軽さとか。

でもClaudeは、文章の質が高い。

長文の要約、構造化された提案、論理的な壁打ち。
転職の職務経歴書作成や面接対策には、Claudeの方が向いている気がしています。

そして何より、

「俺の人生データを預ける相手として、今はこっちの方が安心できる」

という感覚が大きいです。

まとめ:AIも「どこに属するか」で価値が変わる時代。

ChatGPTが軍事と手を組んだことは、

技術的には合理的な判断なのかもしれません。

国防にAIを使うのは、もはや世界の潮流です。

でも、**ユーザーとして「自分のデータをどこに預けるか」**は、

自分で選べます。

僕はChatGPTを完全にやめたわけではありません。

画像生成や簡単な調べものには今でも使います。

ただ、人生の核心に関わる情報は、Claudeに預けることにしました。

AIの世界にも「亡命」がある。

2026年、そんな時代になりました。

皆さんならどちらのAIに運命を預けますか?

正解はありません。

でも、私は平和を望む企業(パートナー)に運命を託したいです。