祖母の死期が近いことを聞いてからというもの、何故か夢の中で昔、亡くなった祖父が働いてた工務店や客先の設備事務所の光景というのがよく出てくるようになり、私自身が今の業界(建築、設備業界)に入社した理由というのが何となく掴めてきました。

私の祖父は雇われ大工として働いていて、貧しい生活の中でも祖母とは楽しい毎日を送っていたそうで、私自身も小さい頃はその事務所へ長期休みの度に遊びに行っていました。

今日に至るまで母親の兄がその仕事を継いで祖父が亡くなってから30年間、祖母の生活を支えてくれた訳ですが、結婚もせず自分の時間を犠牲にして、母親の肩代わりをしてくれたことには本当に感謝の気持ちで一杯です。

母親の家系は父親の家系のように全国的に有名な商品を開発することや大企業に務めるなどとは無縁の家系で、高林家は凄いと帰省する度に言っていましたが、決してそんなことはなく企業規模は小さくとも目の前のことを一つ一つ丁寧に仕上げる志は私自身も心の底から尊敬してました。

新卒で就職してから10年間に渡り、やり取りがあった企業というのは祖父、母親の兄、そして祖母が携わっていたような中小零細企業が多く、父親が勤めていたような大手企業というのは数少なかったですが、今日に至るまで続けて来られたのはこのような系譜があり、自分を陰で支えてくれていた彼等の存在があったからこそだと改めて思いました。

祖父母が営んでいたような中小零細企業を大事にする気持ち、そして私自身もここから離れて次のステージへ進むためのキッカケを掴んだ今日は佐野サービスエリアの人気メニュー(佐野チャーシューラーメン)を美味しく頂きました😉👍