私が働く空調業界ですが、ここまで価格競争が激しいと本当にやる気が失せるというか、もう、ビジネスとして成立しないんじゃないかと錯覚させられることが最近、多くなって来ました。
外国ではメーカー→卸屋への粗利率50%〜60%を占める業務用エアコンですが、国内の粗利率はメーカーからエンドユーザー直販であっても40%前後という実情。これって明らかなデフレですよね?
他の業種の人からは30%〜40%取れてれば十分というふうに言われますが、私自身は全くもって共感出来ません。今では外食であってもランチであれば、1000円行かないことが当たり前になりつつありますが、タイ、マレーシア等のアジア圏でもラーメン一杯の値段が2000円〜3000円が普通。
外食産業、建設業の倒産が多いのは本来、高く売るべきものを日本人の安い物以外は買わないというケチな精神により過度な価格競争が生まれて、安く売らざる得ない。この悪循環により利益が稼げず、倒産に追い込まれるケースが多いと認識しています。
私の会社は無論、外資系のため、今後は国内の安売り競争には付き合わないと断言していますが、ここまでドライになると個人の力ではどうすることも出来ず、来年以降は転職も一つの選択肢に入れる必要があると考えています。そんな業界に対する不満と日本国内のビジネスの在り方に疑問を感じつつ、今日も美味しく飲み干しました🙏