10年前の裏ハムラが再発?他院治療後のクマ・たるみ修正例【他院修正】Case.476 | 美容外科医 セオリークリニック筒井のブログ

10年前の裏ハムラが再発?他院治療後のクマ・たるみ修正例【他院修正】Case.476

【裏ハムラ後に再発したクマ・たるみの修正治療|自然な若見せへ】




こんにちは、銀座で目の下のクマ・たるみ治療を専門に行っている美容外科医の筒井です。



本日は、他院で治療を受けたものの再発してしまったケースに対する修正治療の一例をご紹介します。



近年、裏ハムラ法や脱脂+脂肪注入といった治療法は広く行われるようになりました。しかし、「治療を受けた当初はよかったが、数年経つとまた目の下のクマが目立ってきた」というご相談は少なくありません。



当院では、こうした他院修正のご相談・治療に力を入れており、症例数も年々増加しています。






■症例紹介:30代女性のケース



今回ご紹介するのは、30代女性の患者様。

10年前に他院で裏ハムラ手術を受け、当初は満足されていたそうですが、ここ数年で再び目の下のクマやたるみが気になってきたとのこと。



診察の結果、



  • 眼窩脂肪の再突出

  • 頬の加齢性下垂


という2つの要因が重なって再発している状態でした。






■再発のメカニズムについて



「裏ハムラ」や「脱脂+脂肪注入」に限らず、目の下のたるみ治療には経年的な再発リスクが伴います。



平均的には、10年程度で再発が見られることが多く、これは決して“治療が失敗した”というわけではありません。

再発の原因としては以下の2点が主となります:




  1. 眼窩脂肪が再び前方に突出する

  2. 頬(ミッドチーク)の下垂が進行する



今回の症例では、この両方の要因が複合的に関与しており、単なる脂肪注入だけでは不十分と判断しました。

特に今回のように20代で裏ハムラを受け、30代で再発したケースを見ると、若年層に対して広範囲の剥離と瘢痕を伴う裏ハムラ手術を行うことの適否を再検討する必要があると感じます。



私はこの観点から、下眼瞼へのダメージを最小限に抑え、将来的な再治療の選択肢を残せる方法として「脱脂+脂肪注入」を第一選択として推奨しています。






■実際に行った治療




  • 脱脂(再突出した眼窩脂肪の除去)

  • ピュアグラフティングによる脂肪注入

  • リポキューブ(採取した脂肪を微細化する機器で、浅層への安全な注入によりシワや段差の改善に有効)


これにより、注入脂肪のなじみや定着性を高め、凹凸のない自然な仕上がりを目指すとともに、笑ったとき・上方視したときにも違和感の出ない、表情に調和する目元を再構築しました。



ただし、微細化された脂肪はボリュームアップ効果は期待できないため、深い層には比較的大きめの脂肪を注入しボリュームを補うなど、層ごとに使い分ける工夫が重要です。ナノリッチなどの微細化脂肪は、シワや赤みに対しては効果的ですが、段差の改善や立体的な補正には不十分なため、層ごとに脂肪を使い分けることが重要です。





【目の下のクマ取りの修正(他院修正)ビフォーアフター|30代女性】
目の下のクマ取り術:脱脂+ピュアグラフティング脂肪注入(リポキューブ使用)

この患者様は、以下の3つの特徴がありました。
①黒クマ (影による色調の変化)
②赤クマ (眼輪筋が透けて見えている)
③頬の位置が低く見える ミッドチークの下垂
この3点を踏まえ、丁寧な術前評価と適切な手術デザインのもと、治療を行いました。

眼窩脂肪の突出は年齢、性別で考えた時は軽度です。10年前に裏ハムラで眼窩脂肪の下方転位を行ったことによるものと考えられます。また頬骨と眼窩脂肪の境目のラインがはっきりと見えて目立ってきています。これは、目の下の脂肪量が減少していることを示しており、その補填が必要な状態です。
そこから涙袋へとつながるラインをナチュラルに形成するように心がけて治療を行いました。


施術前と6ヵ月後 正面


施術前と6ヵ月後 斜め右側


施術前と6ヵ月後 斜め左側

仕上がりは、「自然で違和感がなく、でも確実に若々しく見える」ことを重視しています。皮膚切開を伴わず、組織の剥離も最小限にとどめることでダウンタイムも最小限にしています。
日常生活に早く復帰できることも、この治療の大きな魅力です。

動きに調和する自然な仕上がり——これが私が大切にしているポイントです。


術前と6ヵ月後の笑顔

当然ですが笑っても自然です。


当院の治療では
「真顔でも自然、笑っていても自然」
これを意識して作り上げていきます。
目の下は笑うことでかなり形が変わります
また人によりこの笑った時の目の下のよれ方が違うため
術前からこれを意識した手術計画を立てていきます。

このように、「切らずに、でも確実に若々しく見える」治療には、診断力と精密な技術の両立が不可欠です。
長年にわたる専門的な経験を活かし、今後も一人ひとりに合わせた最適な治療を提供していきたいと思います。



■修正治療こそ、経験と技術の差が出る



他院で行われた治療の修正は、解剖の理解・技術力・デザイン力のすべてが求められる高度な施術です。



当院では、



  • 表情筋の動きに合わせたデザイン

  • 自然な凹凸の再構築

  • 再発リスクを見越した中長期的な設計


にこだわりながら、目の下の修正治療(他院修正)に取り組んでいます。






過去の治療に満足できなかった方、再発に悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。





■施術内容と費用

脱脂+ピュアグラフティング脂肪注入550,000円(税込)

リポキューブ使用110,000円(税込)



■麻酔

局所麻酔〜静脈麻酔(選択可能)




■ダウンタイムの目安

痛み・腫れ:2〜3日程度 / 内出血:1〜2週間で消失




■リスク・副作用


術後の浮腫、内出血、痛み、眼窩脂肪の残存、突出の再発、

目の下のくぼみ、結膜浮腫、結膜下出血、目の上のくぼみ









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