iOS向けRPG「ラストログ」の無料体験版をAppClipで実装した話。
長くなるので4つにわけることにしました。
3. プロビジョニングの設定をしよう!←ココ
4. いよいよアプリをストアに送信!(予定)
メインアプリと別にClip版のアプリを作ることができました。
これからリリースに向けて、認証まわりのお話です。
【環境】
MacOS: 11.5
Xcode:12.5.1
言語: Objective-C
【必要なもの】
Appleデベロッパー登録
【ざっくり】
Appleの管理画面でBundle IDを発行し、
Associated Domainsにチェックを入れる。
メインとClipの両方の開発、リリース用に合計4つのProfileを作って、ダウンロードして組み込む。
XcodeのSigning & Capabilityでプロファイルを設定。
Associated Domainsの設定を追加し、"appclips:httpsサーバのドメイン"の設定を追加。
【くわしく】
1回目でAppClip版のターゲットを追加したときに設定しましたが、
AppClipのBundle IDは、メインのBundle IDに".Clip"を足したものになります。
(メインが"com.example.xxxx"だったら、"com.example.xxxx.Clip"になります。)
Bundle IDの登録は、Appleの管理画面から行います。
当然ですが、Appleデベロッパー登録が必要です。
ここからしばらくは、管理画面上の操作になります。
ちなみに、証明書の登録とか、端末デバイスの登録とか、基本的な設定は、
既にできているものとしています。必要なら、説明はまたの機会に。。
AppClipを実装するには、Associated Domains設定をする必要があるため、
ワイルドカード("*"が含まれたBundle ID)は使えません。
現在、ワイルドカードで認証している場合、ワイルドカードを使わない
Bundle ID(explicit)の発行が必要になります。
Clip版のBundle IDについても、AppClip用のBundle IDの発行が必要です。
XcodeのPreferanceでアカウント登録をしておくと、自動発行されるみたいですね。
"XC 〜 Clip"っていう名前で、Clip用に利用できる設定で登録されていました。
できてなかったら、作りましょう。
IDの発行ができたら、Associated Domainsを有効にします。
メインとClipの両方のIDの編集画面の下の方に、有効化する機能の一覧があるので、
Associated Domainsの横のチェックを入れてSaveを押します。
ここまでやってから、Profileを作成します。
メインとClipの両方の開発、リリース用に合計4つのProfileを作ります。
開発用のProfileは、実機確認用の設定なので、
実機確認しないならなくても良さげです。
できあがったら、Downloadを押してプロファイルをダウンロードします。
"〜.mobileprovision"というファイルがダウンロードされるので、
ダウンロードフォルダを開いて、クリック。
Xcodeが立ち上がって、プロファイルが組み込まれます。
ここまでできたら、Xcodeに戻ります。
まず、Signing & Capabilityのタブで、Profileの確認。
作ったProfileをが設定されていなければ、設定します。
ついでに、そのまま、"+ Capability"のところを押して、
Associated Domainsをダブルクリック。
"appclips:httpsサーバのドメイン"の設定を追加します。
この設定をメインアプリとClipアプリの両方に行います。
今回はここまでです。
プロビジョニングまわりは、Web経由で設定をするのが確実ですが、
Xcode内でいろいろ設定できたりもするようで、、、
もしかしたら、もっといいやり方があるかもしれないです。
ひとまず、できる方法をお伝えしました。
次はいよいよ、ストアに申請して、リリースするところまでやって完結します。
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