ふるさとのお母さんへ。
お母さん元気ですか?
この間手紙を書いたばかりですが
いろいろなことがあったので
また文をしたためています。
本当に東京は時の流れが早いとです。
前に言っていた舞台の本番がやっと始まりました。
僕は本田先輩という役をやっています。
東京では本田パイセンなんて言ったりもするらしいです。
本当に東京弁はよくわかりません。
そんなの田舎で言ったら村中の笑い者ですね。
ちなみに本田パイセ…格好つけました(^-^; 本田先輩はこんな感じです。

僕も小学生の時こんな髪型してましたよね。
だからとても違和感なく演じています。
昨日、今日と本番を2公演やりましたが
お客さんがとても温かく、たくさんの笑顔を見ることができました。
役者を目指してよかった。そう思える瞬間です。
でも悲しい出来事もありました。
前にダンボールで将棋をしている人がいたと書きましたが
今日見たら高そうなガッチガチの木で出来た将棋盤でやってました。

非情です。
結局東京はお金の街でした。
みんなすぐ新品や綺麗なものを求めます。
ダンボールの将棋は僕が東京土産で田舎に持って帰りますね。

とにかくこれから毎日本番が続くので
体調には気を付けて、お客さんのために最後まで頑張りますね。
お母さんも早く観に来てくださいね。
漬け物の差し入れ待ってます。
では。
ドロン!!