飯塚ダイヤモンドレースは、重富大輔選手の優勝で幕を閉じました。
重富選手、おめでとうございます。
重富大輔という選手は、皆様ご存知のように、船橋オートレースで、田中耕三選手や池葉弘とともに、単気筒の強豪としてならした重富真介選手の息子さんです。
デビュー当時からスピードには定評があり、逃したら捕まらないことと、雨走路での強さが有名でしたが、スタートが遅く、最重ハンデでインをもらっても後手を踏んで、序盤で圏外になってしまうことが多い選手でした。
このダイヤモンドレースでは、まるで別人のように素晴らしいスタートを連発し、雨の優勝戦でもスタート先行から後ろをちぎる競争で栄冠をものにしました。
今後もスタートさえ切れれば、他場の強豪達とも互角以上のレースが出来るはずです。
頑張って欲しいものです。
さて、オートレース界にも秋の匂いが漂ってきましたね。
夏場の、3.50よりも遅いタイムで前が勝ち切るレースも、そろそろ見れなくなります。
やはりオートレースは、ハンデが後ろの選手が、前を行く選手を捌き切って勝つレースに醍醐味があります。
テクニックで後ろを押さえ込んで勝つレースにも楽しみはありますが、圭一郎や浦田くんが後ろから圧倒的なスピードで追い込んでくるレースは、かなり安心してレースを見ることができます。
9月のグレードレースは、伊勢崎の稲妻賞と、飯塚のプレミアムカップが組まれています。
稲妻賞はナイター開催ですので、後半のレースはかなりタイムが上がってくるでしょうし、プレミアムカップも9月後半ですので、上がり3.40を切るレースが見れると思います。
オートレースは、走路温度が下がれば下がるほど、オッズが安定する傾向があります。
最重ハン大外の選手が試走トップタイムを計上し、本番でもキッチリ勝ち切るレースが増えるため、8号車からオッズがカブることになります。
スタートや位置どりが大事なのは夏場と変わりませんが、エンジン、タイヤがバッチリの強豪選手は、少々不利を被っても、しっかりと前を抜き上げてくるというレースが目につくようになります。
往年の片平巧や島田信広が、予想屋さんから「途中でションベンしても間に合っちゃうよ」と形容されていたように、圧倒的強さを見せるレースがあります。
昔から良さんは、そんなレースでは大金は使わず、片平や島田アタマで、2着に一番配当が良い選手を買って見ていました。
レース展開的に、スタート後手となる片平は穴目の2着を連れてくる確率が、島田よりも高かった記憶があります。
近代オートレースでも、最重ハンデ大外の選手がアタマの場合、その選手がスタートも早く捌きも早いならば、2着にも最重ハンの選手を連れてくる確率が高いですし、攻めが遅く最後の最後でアタマになる場合は、2着に軽ハンを残すことが多いですね。
オートレースの予想には、その選手の攻めの早さも考える必要があります。
さあ、プレミアムカップの前哨戦となる稲妻賞、誰が活躍するでしょうか。
楽しみですね。
それでは、良さんでした。