夏本番といった感じですね。
川口一般戦は、小林瑞季選手の優勝でした。
小林選手、おめでとうございます。
川口のレースは、ほとんどが前逃げの展開で、軽ハンデの組み合わせで決着していました。
走路温度が上がり、50度を超えるような熱走路では、オートレース予想の基本である試走タイム換算法が、通常のやり方では使えなくなります。
熱走路では何故軽ハンデが活躍するのか、その理論を確認しておきましょう。
熱走路で後ろのハンデの選手にとって、リスクとなる現象をあげます。
①タイヤが滑りやすい
コーナー突っ込み、立ち上がりでタイヤが滑れば、当然前を抜き難い
②エンジンが熱ダレ
熱によってエンジンのパワーが損なわれスピードが上がらない
これにより、上がりタイムが冬場と比べて、かなり悪くなります。
特に、抜き難いという現象が大きく、抜かなくて良いゼロハンや軽ハンデが、かなり有利になります。
スタートを残せば、3.48くらいの時計でも逃げ切れるケースが増えます。
展開予想する時点で、上がりタイム想定が必要です。
だから良さんは、熱走路のときは1、2レース買わずに見ていることが多いです。
どの選手がどの位のタイムで勝ったか。
これが次のレースに大きく影響します。
前のレースでゼロハンが3.50で勝ったのならば、次のレースのゼロハン選手が、たとえ試走タイム3.45てあっても、逃げ切る可能性ありということになりますよね。
後ろのハンデの選手が、試走タイム3.35を計上していても、前のレースでS級上位が上がり3.47ならば、このレースでも3.46くらいの上がりになるのではと想定する必要があります。
要は、スタート読みは別として、展開読みよりも上がりタイム読みが大切になってくるのです。
まずは、当該レースの8名の選手の上がりタイムを想定しましょう。
今日の川口優勝戦を例にとれば、永井は3.42がいっぱい、稲川は3.50、小原は3.45、30mは小林なら3.43まで、鈴木も3.43、内山と長田は3.45まで。
こう想定すれば、小原、小林、鈴木、永井の戦いとなります。
この4人の絡みを買えば、24通りになってしまいますので、あとは自分の好みで切り捨てていけばよいのです。
今日は2-8、8-2から大売れでしたが、データから見る上がりタイム読みでは、そこまてカブることは?と思えます。
実際、永井が道中滑って届かずに終わり、小林、小原、鈴木で3連単43,890円の大穴となりました。
熱走路で言えることは、
①買目を普段より少し多めに
②後ろの信頼度を下げる
③切り捨てるのは、軽ハンよりも、試走タイムが目立たない重ハンが先
④いつもよりスタート重視
こんなところでしょうか。
熱走路ではハンデの重みが、冬場と比べて倍増します。
軽いハンデでスタート巧者を積極的に狙いましょう。
熱走路は、上手く乗れば3.55でだって逃げ切ることができますから。
穴目を狙って、大いに楽しみましょう。
それでは、良さんでした。