オールスターは佐藤貴也選手の優勝でした。
佐藤選手、おめでとうございます。
いつかはSGを取る選手とは思っていましたが、予想以上に早いSG奪取でした。
浜松のファンも喜んでいると思います。
浜松の選手は、長い低迷期を経験しています。
昭和の終わり頃、船橋に片平巧という天才が現れ、飯塚将光の時代が終わりを告げようとした群雄割拠の頃のお話しです。
船橋には、飯塚将光を始め、島田信広、岩田行雄、池田政和、池葉弘、阿久津正夫、そして片平巧といったSG優出常連が多数所属。
川口には、広瀬登喜男、阿部光雄、且元滋紀、篠崎実の四天王が健在で、福田茂が台頭。
伊勢崎は、大将田代祐一、親分山元正二、内原孝志、鈴木清一、そして時期エースを確約されたような高橋貢の活躍。
山陽には、重鎮秋田敬吾、無冠の帝王小林啓二、進藤敏彦、宮地良、加納好和、福永勝也ら鉄壁山陽城と謳われ。
飯塚は、桝崎正を筆頭に、安藤定美、吉田光、野中一親、二田水潤太郎、植木常男ら野武士軍団に、筑豊期待の新鋭中村政信が出現。
そんな中で、浜松はSGの舞台で優出できるのは、鈴木辰巳ただ一人、2番手は鈴木章夫、加茂政孝、須賀学らだが、SGでは準優が一杯という時期が長く続き、やっと伊藤信夫が優出常連になって全国区の選手となりました。
その後、木村武之が活躍し、佐藤貴也、そして怪物鈴木圭一郎の出現となる訳です。
当時はSGでは、鈴木辰巳がコケると、優出ゼロが当たり前でした。
もっとも、SGは船橋勢に席巻され、優出半数は船橋所属というのが普通の時代だったんですが。
昨年のSG優勝戦では、浜松所属が半数ということまで現出し、時の移り変わりを感じたものでした。
レース内容も、新型セアになってからは、コースを抑えて走るよりも、外目を大きく使って走るレースが増えた感じがします。
レースが大味になったと感じるのは良さんだけでしょうか?
だから、先日の篠崎実や、畑吉広のような走りには、昔を懐かしく思い出してしまうのです。
今でこそ、抜き辛い選手としては、穴見和正や掛川和人ら、ほんの一握りになってしまいましたが、当時は本当に沢山いましたので、予想が難しかったです。
試走タイムも、公式発表はなく、予想屋がストップウォッチで計ったものを、毎レース100円出して買ったものです。
川口の福ちゃん、船橋の赤シャツ、懐かしいです。
今も現役なのでしょうか?
その試走タイムも、毎回試走タイムと本走タイムがほとんど変わらない選手も沢山いて、今ほど試走タイムを信頼できませんでした。
その頃の状況を今も現出しているのが、森園や掛川、田中進、松山茂靖ら、穴屋と呼ばれる選手たちなのです。
オートレースはデータで当たるギャンブルです。
基本は!
データ通りにいかないから穴になるのですが、選手の特性を知っていれば取れる穴も転がっているのがオートレースです。
良さんたち古いファンは、狙って取った穴レースに至福を感じます。
王道の重ハンデ追い込みのレースも面白いですが、狙った軽ハンデの逃げ粘りも快感ですよね。
良さんは身体が動く限りオートレースを応援します。
オートレースは良さんのライフワークです。
またご一緒に楽しみましょう。
それでは、良さんでした。