いよいよ7月になりました。
博多の街は山笠期間に入ります。
良さんも訳ありで引退しましたが、
以前はバリバリの山のぼせでした。
山笠をご存知ない方のために
山笠は安土桃山時代の豊臣秀吉による、博多の太閤町割りに起源を発し
今も当時の町割りから、七つの流れで構成されます。
流れとは、町名みたいなものです。
恵比寿流
大黒流
東流
西流
土居流
中洲流
千代流
これに上川端流を加えて、八つの流れが山笠に参加します。
基本七流れは、見せるための飾り山と、実際に担ぐ舁き山のふたつを持ちますが、上川端流だけは、飾り山で櫛田入りに参加します。
舁き山の重さは約1トン、これを担いでスピード競争をする訳ですから、担ぎ手はメチャメチャきついです。
岸和田のだんじりも凄いですが、所詮舁き山の下に車がついています。
博多山笠参加者の疲労度は日本一だと思います。
山笠の詳細は色々なサイトで紹介されていますので、ここでは触れません。
観客としてメインの追い山を見るとき、どこで見るのが一番いいかをお話しします。
抽選で当たればの話ですが、やはり一番は櫛田さんの境内に組まれる桟敷席でしょう。
本当は、実際に参加して境内の中で見るのが最高なんですが、不可能な方がほとんどですからね。
櫛田入りがみんな体力があり、気合いも一番ですから、一番の見所です。
桟敷が取れなかったら、やはり櫛田さんの正門前ですか。
櫛田入りを直前にした舁き手たちの表情が見える位置が、一緒に気合いが入って、緊張感も味わえます。
ただし、人混みが苦手な方は無理です。
午前1時くらいから場所取りに集まってきて、直前には身動き取れないくらいになります。
穴場は第3清道です。
大博通りの第2清道を回り、寺の境内にある第3清道へは、全ての流れが入ってきます。
毎年観客もそんなに多くありません。
舁き手の交代と山の動き調整を楽しみたい方は、東町の直線がいいでしょう。
路が狭いので、真っ直ぐ走らせないといけないので、舁き手交代に気を使う場所です。
見やすい大博通りなんかは、弱い山は蛇行したりして、あまり面白くありません。
最後は決勝点あたりですか。
あと、山が終わったあと、千代流れについていくと、山崩しをやりますので面白いですよ。
当番町の仕切りで、山笠の部品を奪い合って持ち帰ろうとします。
たまに小競り合いやケンカもどきもおきます。
山崩しを見たら、ああ今年の山笠も終わったなと感慨深くなりますよ。
良さんの息子は、今年も千代流れの赤手のごいとして参加するはずです。
頑張ってほしいものです。
それでは、良さんでした。