12月16日にフィリピン中部を襲った台風22号によるセブ島とシャルガオ島の被害状況を写した写真がセブの友人から送られてきた。
シャルガオ島のピラーという街にあるマグロやカジキを釣るために作った友人の別荘の惨状。
彼の友人が台風で犠牲になった。
また彼は数千トンを貯蔵出来る冷凍倉庫を6つ持っていて、4ヶ所の倉庫の被害が相当酷かったが精力的に修繕をして再稼働させた。




もう一つはリゾート地のマクタン島で友人が経営しているホテル(Movenpic Hotel Mactan )の惨状。
見るに堪えられない惨状。
出来て間もない頃に招待されてご馳走になった会場に作ったレストランで、施設は跡形もなく消失したばかりでなく大きな船が座礁している。



ロビーもめちゃくちゃ

彼らはアグレッシブだから何とか復活するとは思う。
しかしながら今までに活動したセブ島を初めとする周辺諸島の被害、特にスラムの被害は更に酷いと思うので胸が痛い。
フィリピンの交通インフラはこんな状態だから、災害が起きれば経済活動がストップしてしまうので、真っ先に影響を受けるのはスラム等に住む貧困層。
コロナで行くことは出来ないがなんとか頑張って欲しい。
今回の台風の最大風速は83m、上陸時の勢力は913hPaと巨大だが、温暖化で今後の日本でも同じことが起こる可能性が高い。
さらに日本では大雨、地震と津波が想定されている。
日本を見ると交通インフラはフィリピンと大差がなく、東京のような大都市でさえ狭い道路に電柱、電線。
災害時には緊急自動車すら走れない。


また世界ではグローバルスタンダードとなった45フィートのコンテナを積んだトラックが走れる道路が日本にはない。
その結果、小型トラックや軽自動車が走り回っている。
アメリカのバイデン政権は62兆円の公共投資を決定した。
日本では公共事業と言うだけでマスコミやジジイ、ババア主体の訳の分からない団体が反対の大合唱。
道路行政は無いに等しいし鉄道は貨物輸送を無視し、人間だけを早く移動させる事しか考えない。
またマイナンバーカードを筆頭に各分野のデジタル化は遅々として進まない。
これでは発展途上国と馬鹿にしていたシンガポールや韓国に個人GDPが抜き去られるのは当たり前。
来年の初頭から車のEV化が世界で起こるが、日本では軽自動車のEV化に焦点を当ててるから、家庭電源による充電が主流となり急速充電設備などの普及は進まないだろう。
日産リーフがEVとして世界で初めて量産化したのに、今では途上国と呼んでいた中国、韓国やベトナムのEV化は遥か先に進んでしまった。
携帯電話で混迷しガラパゴスになったと言われたのに、同じ失敗を繰り返す。
いずれにせよガラパゴス化しないためには交通インフラと電力確保が最優先。
そのためにはリニアによる急速人員輸送の早期実現、新幹線の貨物列車構想、原子力発電の早期再稼働と道路の拡張及び電線の地中化などが日本が沈没しないためには必要となる。
金はどこから出す? 国や市町村長議員の定数と報酬を欧米先進国並みにすれば簡単。
日本も先進国と自負するなら欧米に合わせたら?
ちなみに欧米各国の議員は無報酬のボランティアでやっている国も多いのだから。