JR黒磯駅のそばに、森をテーマとして設計された「みるる」と呼ばれる公立図書館があります。

 そば屋「丸山」に寄った帰りに心躍る本があるかと思って時々立ち寄ります。

 森をテーマにしただけあって、図書館に入ると放射状の本棚が目に入る。

 空間を上手く使いルーバーの天井から木漏れ日の光が降り注ぐ。

 カフェやテラスがあり、ゆったりとして読書ができるのです。

 

 今、高木彬光が書いた歴史推理小説「成吉思汗の秘密」を読んでいる。

 この本は義経=ジンギスカンという説をテーマにした歴史ミステリーです。

 私が高校生の時に読んで早、60年。

 何度か繰り返して読んでいますが、年を取って読むのはまた新しい発見があります。

 

 私の会社のお客様で、大阪に寺社(神社仏閣)巡りの好きな女性がいます。

 この方は60歳くらいで、メチャ、チャーミングで魅力的な人です。

 小柄な体ですが、バイタリティーはスゴイものがあり、回った神社仏閣は数知れず。

 

 この長野さん(仮名)は、義経に興味を持たれていて、鞍馬寺や北海道の義経にまつわる写真を送ってくれたりしています。

 私はいつか義経が頼朝に追われて奥州に逃げ、蝦夷に行き、そして大陸へ行った道のりを訪ねようと思っています。

 もちろん、愛車で行きます💦

 

 この「成吉思汗の秘密」はまたの機会に話をしましょう。

 

 話は全く違う方向に進みます。

 私はお酒が好きです(特に日本酒と地ビール)。でも甘い「あんこ」も大好きなんです。

 毎日でも横浜本牧にある喜月堂の最中を食べていたい。

 でも血糖値が気になっているこの頃、それができません。

 カミさんは大食漢、それに美味しいものしか食べない。むしろ痩せているくらい。

 昔から「まゆちゃんはいいわね。いくら食べても太らないんだから」って言われるくらいです。

 私だって好きなものを好きなだけ食べたい。でも胃袋が小さいのか、直ぐにお腹がいっぱいになってしまう。

 

 もし巨万の富があり、使いあぐねるほどの余暇があったとしても、胃袋の容量と人の一生は有限です。

 だから人間がものを食べる総量は「余命日数×3食×胃の大きさ」で決定されます。

 私の人生は、この総量をなるべく食べ物でなくお酒で満たすための賢明な選択の集積なんであす。

 無論であるが私は富も余暇も持ち合わせておらず、そっちのやりくりにもけっこう苦労しています。

 

 人間は非力だ。人生は有限だし、過去は変えられない。未来のことなんて分からない。

 だから私は今日も居酒屋へ通う。

 

 そこにお店がある限り。