この頃考えることが悲観的(pessimistic)でいけない。
今年、喜寿を迎えた私、これから90歳までの「13年間」で必要な金額はいくらになるのかなんて考えちゃうのだ。
貯金? そう「1,000万円」あれば、夫婦でくらしていけるのか? なんてね。
それより、いつまで生きられるんだろうかって思うこの頃です。
昨年だったか、テレビで105歳のおばあさん、現役で床屋さんのお店をやっている姿を見ました。
元気なもんです。毎日坂道を上ったり筋トレしたり、日々の仕事が続けられるように努力をしておられます。2021年には東京オリンピックの聖火ランナーも務めています。「何がそのモチベーションですか?」とアナウンサーの方に尋ねられ、「自分に髪をやってもらいたいという昔からのお客さんがいるので、その人たちのためにできるところまでやってあげたいんだ」と、答えておられました。
私はまだ仕事を続けていますが、もうそろそろお終いにしようかと考えています。
でもちょっと待ったです。
会社勤めをしているときや決まった仕事があるときには基本的には規則正しい生活が送れています。
規則正しい生活は、ホルモンバランスを整えるはたらきがあるということはわかっているのです。
そこでイヤになっちゃうのが、齢を取ると誰でも醜くなっていくことです。
顔にはしわ、シミができ、体中の筋肉は衰え、腕足など細くなっていっています。
歩道を歩けば、なぜかほかの人たちに抜かれてしまう。遅く歩いている訳じゃないんだが・・
階段を駆け足で降りられない。降りるときは手すりがないと不安等々。
仕事をやめて全く何もやらなくなったらどうなっちゃうだろう??
ゴルフ好きの友人がいます。ゴルフが唯一の楽しみだと言っていましたね。
そういう好きな趣味があるといいですね。
ただそれだけじゃあないと思いますね。
規則正しく生きるという生活のスタイルは、言うのは簡単、いざ実行するのは難しいと思っています。
人間一人では生きられない。
「長生きのコツ」は一人ではなく誰かと一緒にやる。要は人とつながりがないと前向きに生きられない。人とのつながりを「生きる」という前向きなエネルギーに変えるのです。いくつになっても自分は社会の一員であり、シニアとしての責任を負っているという意識を、最後まで持ち続けられるような生き方に自分を置くことなんだと思います。
そうなると何らかの仕事か趣味かボランティア活動のようなものをしていくことがいいということになります。
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とチコちゃんに叱られます。