川勝知事が辞任をするニュースでにぎわっています。

 

 事の発端は、この人、東京・名古屋間をわずか40分で結ぶリニア中央新幹線の工事に対して「すべてデメリットしかない」と猛反対したんですよね。

 トンネル工事に対して、「南アルプスの水、生態系、環境を守る」と言って聞かなかった。

 

 それが一転、昨日、JR東海がリニア開業を正式に2027年から後ろ倒しにしたことで、「大きな区切りを迎えた」として辞任すると説明した。
 まあ、あきれちゃうね。

 

  先日、元幹事長の二階さんも岸田首相から三行半を出される前に、次の選挙に出ませんなんて言って逃げちゃった。それも「バカヤロー」のセリフを残してだ。

 

 本当に日本の政治家っていうのは、ろくなやつがいない。ほとんどの政治家と言っていいんじゃないかな(すべてとは言わないが)。

 政治家を志して立候補するときは、世のため人の為と少しは思っていたんだろうけど、いざ政治家になっちゃうとこうもダメになるもんなのか不思議でならない。

 

 最初の川勝知事ですが、みんながみんなあきれている訳じゃないんですね。

 大井川流域の島田市の染谷市長は、「水資源の問題に限って言えば、ここまで議論が進んできたのは川勝知事のおかげというところは大きい。私はそこには深く感謝の意を表したいと思っています」と言っているんだから。

 

 工事が始まって、とんでもない水が出てきたらどうなるんだろうか?

 川勝知事は、「それ見たことか」って言うのかな。

 

 石原慎太郎の著書で「天才」という本があります。田中角栄の話です。

 この本を読んで感じたことは、

 

 「田中角栄は、高等小学校卒という学歴で、総理大臣になった。『日本列島改造論』を振りかざして、比類なき決断力と実行力で大計の日中国交正常化を実現し、関越自動車道や上越新幹線を整備、生涯に30以上の議員立法を成立させるなど、激動の戦後政治を牽引したのだった。
 数字に強い、駆け引きが上手い、義理人情を欠かさない。
 それが高等小学校出の男が伸し上がる武器だった――。」とも書いてあった。

 今の政治家に求められているのは、脱税、わいろ、責任逃れではなく、田中角栄のような決断力と実行力なんだろ。

 

 話はリニア中央新幹線に戻ります。

 川勝知事が辞任を表明したことで、計画は進むと思うが、完成が2034年になるようです。

 

 われわれ団塊の世代の人間は、リニアに乗れるのか、そもそもそれまで生きていられるか心配です💦