日曜日の昨日、エルちゃんが久しぶりに事務所へ遊びに来ました。

 「おじちゃん、ちょっといい?」

 「何なの?」

 「おじちゃんにもあげたんだけど、バレンタインの時に山崎君にチョコをあげたの。来週のホワイトデーに山崎君からもらえるといいんだけど、心配なの」

 “そうか、来週ホワイトデーが来るんだ” 内心、イヤな気がした。

 「もらえると思うよ。エルちゃん、可愛いもん」

 「ありがと。」

 そう言って帰ってしまいました。

  “うん?これってもしかして、私にお返しの催促だったりして”

  家に帰って、カミさんにこのことを話したら、

 「当たり前でしょ。その通りよ」だって。

 そうなると、バレンタインの日に私がもらったチョコは、10個。

 そのうち9個が子供からです(後に一つは義理チョコ。イヤ10個すべて義理チョコ)。

 出費がかさむなぁ~

 

 実は、2月のバレンタインの日に、9人の子供たちが私のファンクラブを作ったんです。

 BGM9という名前のLINEグループです。

 その意味は、ミノルを囲む9人の美少女だそうです。

 スゴイ名前のLINEグループ名ですね。なんでも 9 Beautiful Girls around MINORUの略だと言っていました。

 言い出しっぺの子は、大学4年生で(名前は言えません)、高校1年生になるひめかさんが賛同してこの会を作ったようです。

 9人の中には、小学生2名、中学生1名、高校生3名、大学生3名のメンバーで、小学生はその子のお母さんとLINEでのやり取りで連絡です。

 みんな可愛いけど、美人とは言いがたいのだが💦

 

 “いつか絶対にイヤな目にあう気がする”

 

 高校2年生の時だった。付き合っている女の子はいたんだが、金子(仮称)さんという就職クラスの女の子から声をかけられたことがある(私は進学クラス)。

 金子さんは日本人離れをした顔立ちをしていて、美人(Sylvie Vartan似)だ。

 

 「ワタナベ君の誕生日っていつ?」と聞かれ、戸惑いを隠せなかった。

 「5月17日だよ。なんでそんなこと聞くんだ?」

 「イヤべつに」

 それで別れた。

 何日か経って、また彼女から、

 「ワタナベ君の住んでいるところって、戸部でしょ?」

 “この時、この子、俺に気があるんじゃないかと思った”

 「学校から家に帰るとき、バスで帰るんでしょ。横浜駅に寄ってから帰るの?」

 “絶対、俺に気があるな”

 ますますそう思ってしまった。

 それが間違いのもとだった。

 

 文化祭のとき、フォークダンスが行われる。

 思い切って彼女を誘ったのだ。

 答えは、

 「私は別な学校の人を誘っているので、できません」

 今で言う、「ごめんなさい」の返事だった。

 “じゃあなぜ、あんなことを聞くんだよ。誰だってその気になるじゃないか“

 そう思うのは当たり前でしょ。

 

 後で分かったことだけど、新聞部に、私のことを気にかけている一こ下女の子(一学年下)がいると聞いた。

 でも、この誘いをしたことで、すべて『おじゃん』になってしまった。

 もっとひどいことに、付き合っていた女の子からもフラれてしまったのだ。

 

 俊いとうとハッピー&ブルーが歌う『よせばいいのに』の歌詞に

 

 「駄目な駄目な 本当に駄目な

 いつまでたっても 駄目なわたしね』

 

 最初の、BGM9の女の子たちには騙されないようにしないと・・・