情けない男

 

 

             

 

 今年の日本の年明けは大変な出来事から始まりましたね。

 新年の挨拶どころではありません。

 元旦早々、家内と買い物に出かけている最中、携帯電話に緊急速報メールが入りました。

 車を停め、携帯を見ると石川県に震度7の地震と出ているではありませんか。

 すぐに石川県かほく市に住む友人にLINEをしました。

 少し時間が経ってから「避難所に避難している」との返信がありました。

 これだけで判断しても相当な地震だったんだと理解できました。

 ニュースを見ても夜になっていたので、被害状況がよく分かりません。

 家内が「明日明るくなってから被害の状況が分かるんなじゃいの?かなりひどいのが予想できるので怖い」と涙ぐんでいる有様。

 

 ●朝市は焼け野原

 

 白煙と化学物質の燃える異臭が鼻をつき、真っ黒く焦げた木材の間で、まだチロチロと火がくすぶる。2日昼の朝市通りは、写真でしか知らない、空襲後のような風景だった。

 

 ●顔見て、手握れども 河井町

 

 2日午後、輪島市河井町の全壊の住宅で、竹本さんと夫、娘、父の竹内良正さん(88)が実家の居間にいた。経験したことない揺れだった。「どうしよう」と慌てふためく間に、2階が落ちてきた。4人は生き埋めになった。

 たまたま中庭近くにいた竹本さんら3人は、なんとか屋外へ脱け出た。外へ出たとたん「津波だ、逃げろ」と叫び声がした。足 腰が弱く、逃げ遅れた父が心配だったが、はだしのまま3人は高台を目指した。

 大津波の危険が去った夜、実家へ駆け戻ると、がれきの下に父の顔が見えた。

 「じいちゃん」と呼び掛けると、良正さんは「おお」と答えた。だが自力でがれきをどかすのは到底不可能だった。救助を求める電話は通じず、声はしだいに弱まって、やがて握る手が冷たくなった。

 

 テレビで放映されているこれらのニュースを見ているといたたまれない。

 普段涙を見せない娘さえ、涙ぐんでいた。

 

 珠洲市 泉谷満寿裕 市長は、 「私もきょう日中、少し飯田町を見たが、ほとんど建っている家がない。9割方全壊、もしくはほぼ全壊といったような状況。本当に厳しい状況、壊滅的な状況」

 

また、「「日本三大朝市」の一つとして有名な「輪島朝市」が立つ輪島市河井町周辺では、地震発生後の1日午後6時ごろから大規模な火災が発生し、約200棟が消失した」

 

 この地震発生後、林官房長官が最初の記者会見で死者数は今のところゼロと言っていたんですが、今現在、死者数が64人と発表されている。

 また石川県の馳知事の会見を聞いていると、この人間の器のなさが露呈していて、情けない。

 パー券問題と言い、本当に日本の政治家はろくなやつがいない。

 

 「吉田類の酒場放浪記」の台湾ロケで、吉田さんはおみくじを引いた。「願い事は何なんですか」と聞かれた吉田さんは「世界平和を祈願しました」と答えた。

 お酒の話ではなかったんです。

 

 私は、これから近くの神社に初詣に行きます。

 私は大晦日に願い事を決めていました。それは、

 「今年も美味しいお酒を飲めるからだでありますように」でした。

 

 本当に情けない男です。ごめんなさい💦