歌とカレーと青春と。 | ユゥズコアblog「piggyholic」

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ユゥズコアの不定期ブログ。ゆるっと書きます。

さてさて、気付けばブログが放置期間に入っておりまして。

人のブログを読んだり、Twitterを開く時間はあるのにね。まぁ、ゆるっと書くが心情なので。

 

昔やってたブログは意味のない意地だけの毎日更新とかやってたな。

(本当に中身ゼロだったし、今思うとよくやってたなアレ)

 

今月ももう終わりますが、身内に不幸があったため慌ただしく過ぎた一ヶ月でした。

年齢的に大往生でしょう。向こうでゆっくり休んでください。

 

さてさて、話は変わって今月の月一歌会。

 

 

淳さんのほろ苦い青春のエピソードが語られたMCからのカヴァー曲がとても印象に残った。特にその時歌われた長渕の曲が淳さんのカヴァー曲の中でトップクラスに好きな歌だっただけに余計にそう思った。

 

その中で、淳さんが「とにかくモテた」という内容があったのだが、人生にはモテ期が三回あるという言い伝えを思い出すと同時に、自分はその最初に訪れた一回目を無駄にした事を思い出す。

普通高に行けない自分は商業高校に進学したのだが、アニオタから急にいきなり高二で服や音楽に目覚めた自分は成長期が来たのもあり、淳さんには遠く及ばないものの、そこそこモテた。

 

が、当時の自分は小中高含めずっとイジメられっ子。暗黒の十二年間である。

昔の不良漫画のようにリンチのような暴力や、頑なに拒否していたのでカツアゲの様な直接的な金銭被害こそなかったものの、物を隠されたり壊されたり、今のように非通知や特定の受信拒否の機能が徹底されていなかった事もあり、毎日の様に嫌がらせの連絡が携帯に届いた。本当に良くあの時は耐えたと思う。

 

だから自分にとっての青春は青ではなく漆黒である。

 

甘酸っぱいどころか激渋、激苦だった。自分にとっての青春の味を例えるならば「サルミアッキ味」だろう。

(注※世界で一番不味いとされている飴。食べる際は自己責任で)

 

そんなんだから高校を卒業する時、周りで別れを惜しみ泣いている人たちの脇で自分は、

『あぁ、やっとこの地獄から開放されるんだ。俺、何とか生き延びたんだ』といった意味での涙を流した。

念願だったデザインの専門学校に進み、本当の友達と出会いやりたい事を学べる環境になった時は生まれ変わった気分だった。

だから自分にとっての「青春」というのは専門学校の二年間の事になると思う。『俺の人生、やっと始まった』と思えたし。

その辺りの話もいつか書けたらな、と思う。

 

こういう話をすると、「俺(私)も当時イジメにあっててさ~」と言う話を聞く。

自分からしても中々えげつない内容だったり、逆にそれは自分には耐えられないなって話もあるが、

 

『嫌がらせのメールや非通知着信に耐えられなくて機種変更したのに、番号変えて一月も経たないうちに、出会い系サイトに自分の電話番号を晒されて「ここにかければタダでフリーの女紹介します」のメッセージ付きで書き込まれてたらしく、非通知含め知らない番号から三桁越える着信が続いたって事があったよ』

 

って事を話すと「それは流石に…」って反応をされる。いや、当時の自分良く耐えたな本当に。今笑い話として話せるの奇跡だわ。

 

ちなみに、実行犯は分からないが番号の流出元には心当たりがある。今でも法が赦してくれるなら出来る限りの報復をしてやりたい。

その時は自分も知恵や対処法とかは思い付かず、サンドバッグ状態だった。今はネット関連もセキュリティや個人情報とか厳しくなったから無理だろうけどね。でも一生忘れないし恨み続けます。

 

そんな自分のトラウマ話はいい加減止めて本題。

そう!先程の淳さんが新潟県三条市で夫婦で営んでいるカレーショップ『カレーキッチンPandora』の春限定メニュー!

 

 

その名も『青春(アオハル)カレー』。

 

スパイスカレーに爽やかな酸味が加わった限定メニューという事で、食べに行った先人達の画像をツイートで眺めつつ食べに行けるタイミングを見計らっていたところに自分の体調不良や身内の不幸が重なり、気付けば提供終了前日になってしまっていた。今日こそは!と思い品切れの憂き目にあった事を考慮し張り切ってお店へ電話し予約のお願いをした。

(オープン直後の忙しい時間であっただろうに申し訳ありません)

 

土砂降りの雨の中、はやる気持ちを抑えてPandoraへと辿り着いた。

幸いにも忙しい時間帯を避けて伺ったのもあり、静かな店内でオーダーを済ませて念願のカレーの到着を待つ。

 

 

遂に食べれる!喜びを実感し、軽く混ぜながら食べてという淳さんの言葉に従い、まずはルーからいただく事に。

 

…美味い!酸味が本当にベストな感じで口の中で広がりスパイスカレーと融合してくる!

キツイ感じでの酸味では無く、本当にカレーにばっちりと合う程良い酸味。それもあってかいつものカレーよりもハイペースで食べ進めてしまう。

久々に食べ進めていく際『あぁ…もう無くなってしまう…』と思いながらも止まらず、汗をかきつつ夢中で食べ終えた。

 

自分の青春はカオス以上に痛々しい思い出しかないけれど、こちらの青春はとても爽やかで満足感に溢れるものとなりました。

 

同時に。

 

『何でもっと早く行って、食べれるだけ食べておかなかったんだ!自分の馬鹿野郎!』

 

と心底後悔しました。それほど美味しかったんですよ…。

過去の限定メニューは色々あるのですが、俺の中では不動の一位と思われたメニューと同率一位になる位のメガヒットカレーでした。

 

『春になったらまたやるかもね~』と言う淳さんの言葉を信じ、次の春を待とうと思いました。