豚乙女『デリケート』ツアー in 新潟 その4 | ユゥズコアblog「piggyholic」

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ユゥズコアの不定期ブログ。ゆるっと書きます。

 いよいよライブ本編の話です。長々とすみません。


 とはいえ、一曲一曲に対して想いを綴る訳でもないのでご了承ください。


 仮に書いても一個人のオタクがそんな事書いたところで、何も面白くないですからね。自分としてはこのコロナ禍を乗り越えて四年振り、有観客での豚乙女ライブが観れる。本当にそれだけで幸せでした。



『最終的に◯付けて 縁の円がほら出来上がり』



 上手く言葉に出来ないのだけれど、四年振りに目の前で聴けた豚乙女の一番最初の曲が『饗縁』で本当に良かったと思った。このフレーズをランコさんが唄う辺りで涙腺がおかしくなる一歩手前だったけれども、何とかぐっと堪えた。あぁ、やっと今ライブハウスで豚乙女が聴けるんだ、って嬉しさがあったから。


 その後はただただライブを満喫した。『あぁ、この曲を聴くとあのpiggyさんが頭に浮かぶな。あ、この曲はあのpiggyさんが凄く大事にしている曲だな』って思いながらライブを楽しんでいた。


 冷静にこれを書きながら考えていたら、その曲を聴いて同じファンの人のイメージが浮かぶって凄いよね。普段から仲良くしてる人が好きな曲だな、ぐらいとかなら分かるけど、ライブハウスでたまにお声がけする方とか、下手すりゃお見かけして挨拶するくらいの人が好きな曲だなってのが頭に浮かぶなんて。


 色んなバンドを好きになって、山ほどCDを聴きまくって数えきれないくらいの本数のライブも行ってるけれど、こんな事を思うのは豚乙女のライブだけだと思う。何でなんだろうね。





 そんな豚乙女新潟ツアーのセットリストはこちら。行かなった方、行きたくても諸々の事情で行けなかった方はどうぞこのセトリ順で聴いてみてください。

 

 こちらのセトリ、いつもお逢いする際に挨拶してくださるpiggyの方から画像の掲載許可をいただきましたので、ありがたく使わせていただきました。


 ライブを全力で楽しんでいながらも、どうして毎回こんなに正確にセトリを最速であげれるのか不思議です。(いつも本当にありがとうございます)


 今回に限った事ではなく、このセトリのお陰で当時のライブを濃密に振り返る事が出来ます。話は戻りますが、自分が個人的に特に思い入れがある曲はこの日の中では『痛み本舗』でした。


 前職で限界まで心と体を追い詰められた時、この唄の様に自分の痛みを買い取って貰えたらどんなに救われるだろうかと思ったので。個人的にファンアートでグッズを作っていただけに五年振りの新潟ライブでこれが聴けたのは本当に本当に嬉しかったです。



 こちらは昔新潟の即売会で作ったポストカード。『痛み本舗 新潟支店』で頒布しました。バッジやポイントカードとかも作ったな。懐かし。


 話はライブに戻り、四年間の空白期間を埋めるかの様に怒涛の勢いでライブは進み、合間合間でコンプさん節全開の自由なMCだったり、曲の度にお姉さんの新たな小道具が繰り出されたり、声が出せないフロアーのpiggyが盛り上がれるようなランコさんのパワフルなステージングが観れたりと。


 何度も言って申し訳ないけれど、本当にコロナ禍の空白を埋めてくれるようなライブだった。


『この後、かなりヤバいので』


 コンプさんが言う通り、後半はかなり激しい曲のラッシュだった。コロナ禍でなければ圧縮や後ろから人が押し寄せるキラーチューンが畳み掛けるかの様にステージから流れた。ポンコツと化した老害の体に嬉しい悲鳴をあげたくなる様に体を動かした。だが、楽しい時間は有限で、ついに終わりを迎えてしまう。


『次で最後の曲です』


 曲数的にも時間的にも、今度はコンプさんジョークじゃない。

 一度でも大好きなバンドのライブに行った人なら聴きたくない台詞ベスト3に入ると思われる言葉がコンプさんから放たれる。


 楽しい時間はあっという間。分かっちゃいたけれども、待ちに待ったこのツアーもいよいよ終わりを迎えてしまう。そう思いながらもいよいよその時を迎える事となる。


(長々引っ張ってしまってすみません。多分次でラストですのでもう少しお付き合いくださいませ)