305号室の男 58 | ★妄想変態恋愛小説★

★妄想変態恋愛小説★

ようこそ、妄想変態恋愛小説へ!!
遊びに来てくださった、そこの貴方様!!
どうぞ、ゆっくりとしていってくださいな~♪
コメント残してくれたりしたら、喜んじゃう~♪

そこから3人の話を聞いた。



当時3人で良く遊んでいたこと。



左之さんも雅も、桜さんを好きだったこと。



そして、桜さんは雅じゃなくて左之さんを選んだこと。



2人が付き合って、雅が身を引いたこと。



突然、左之さんが桜さんを振ったこと。



その原因は、左之さんがあたしと出会ってしまったことだって左之さんは言った。



桜を抱いても、奈緒を重ねてしまって、悪いと思った…と。



だったら、寄ってくる女を抱いてたほうが罪悪感はなかった…と。



急に女遊びをしだした左之さんに、桜さんも諦めかけてたという。



「なのに、左之はいつの間にか女遊びをやめて、1人の女に夢中になっていた。それが、君。奈緒ちゃんね。」



雅の言葉は続く。



「本当は桜、奈緒ちゃんに危害を与えるつもりなんてなかったんだ。だけど、どうしても左之が惚れ込んだ女が気になるって言うから、協力したんだ。」



ごめんね、雅は眉を下げた。



「もう大丈夫だと思うよ。桜は納得したと思う。」



してなかったら、俺が説得させるから…あたしは複雑な気持ちだった。



突然左之さんに別れを切り出された桜さん。



なのに、気付いたら彼女がいて。



桜さんは、苦しかったと思う…。



だったら、好きな人が出来たって言ってほしかったと思う…。



つづく…。