野呂山には昨年(2023)の2月まだ雪が残っている

 

時期にJR呉線「安芸川尻駅」から山登りをしています。

 

 

今回、桜の時期でもあり車で登ってみました。

 

車のナビは川尻駅の大分手前を山手に行くよう案内します。

 

黒瀬川の二級峡ダムに来ました、このまま進むと東広島市

 

黒瀬町に行ってしまうと思っていると呉市の郷原町で

 

「野呂山は右」の表示があり一安心。

 

林道郷原野呂山線に右折、広島文化学園大学を右に

 

見て登っていく。

 

広島市内からだとこの道が一番近道のようです。

 

桜と展望は余りありませんが。

 

 

 

十文字ロータリーを通り野呂山山頂広場にある

 

「国民宿舎野呂高原ロッジ」の駐車場に停める。

 

 

 

まずは腹ごしらえとロッジのレストランへ。

 

ここはジビエ料理焼きたてパンがお勧めのようです。

 

 

 

 

ジビエ料理の「猪ラーメン」を注文。(950円)

 

出汁は猪肉と醤油他でとっているそうです。

 

チャーシューの代わりに猪肉を使っています。

 

味は濃いめですが美味しかった。

 

他に猪丼や猪ハンバーグ定食などのご飯ものメニュー

 

もあります。

 

 

 

完食!!

 

汁も美味しく頂きました。

 

 

 

 

ロッジ名物の「焼きたてパン」

 

2個お買い上げ。

 

 

 

ロッジ周辺の桜は3~4分咲きの感じです。

 

 

 

 

標高800mなので下界は満開なのですが遅いのでしょう。

 

でも今日は山頂広場でも暖かく感じます。

 

 

 

 

野呂山ビジターセンター(休憩所と土産)近くの「氷池」。

 

明治時代の製氷池です。

 

 

 

 

昨年2月の山登りの時は全面結氷していましたが

 

今日は鴨が4羽のどかに泳いでいます。

 

鴨ねぎ鍋(ごぼうのささがき入り)が好きで作って美味しく

 

食べるのですが、肉はスライスしてあるものを使用します。

 

生の姿を見るとなかなか可愛いものです。

 

南無阿弥陀仏。

 

 

 

 

「野路山 伊音城・弘法寺」

 

神社仏閣については全く詳しくないのですが、少し紹介

 

しようと思います。

 

 

弘法寺の門柱の手前を左に登っていくと野呂山の三角点

 

(標高788.84m)があります。

 

一帯の最高地点は膳棚山(標高839m)で、近くの

 

別の場所になります。

 

 

 

最初に「白旗観音薬師如来」の祠。

 

 

 

中央に弘法大師の立像。

 

 

 

 

「愛宕神社」

 

神仏習合の聖地です。

 

 

 

 

「伊音城・弘法寺の本堂(81~88番札所)

 

弘法大師空海がこの地で修業に専念された場所

 

伝えられている。

 

裏の大岩が食い込んだ形で本堂が建っています。

 

本堂の外から「外の大岩が御本尊ですか?」と本堂の

 

人に声をかけたら本堂内部に入れてくれました。

 

 

 

 

御堂内は花も供えてあり綺麗にされています。

 

聞くと麓の「呉市安浦町中切地区の住民」で世話を

 

していると言う。

 

法要には中切地区の住職さんが来て執り行うのです。

 

 

大師堂の起源は明應年間(1492~1500)と言われており

 

中切の漁民達住民岩窟にお堂を建て祀り、毎月21日

 

の大師様の命日に法要を現在まで連綿と続けられている。

 

 

 

 

御堂の中は大岩が両側から迫っており、弘法大師が修業

 

された岩窟(呉市の有形文化財指定の奥ノ院岩屋)です。

 

中央の厨子に御本尊の弘法大師像が納められている。

 

25年に一度御開帳され弘法大師を見ることができる。

 

最近は令和元年に開帳されて多くの人が集まったそうです。

 

左端の女性が説明してくれました。

 

 

 

 

岩窟にある御本尊が納められている厨子。

 

野路山は弘法大師空海が19歳と49歳の時に2度この岩窟

 

で修業された地として伝えられている霊山なのです。

 

まあ、こういった話はあちらこちらにあるのですが。

 

 

 

 

大師堂からの景色

 

「とびしま海道」の大崎下島、豊島、上蒲刈島が見える。

 

眼下には川尻町が見えます。

 

 

 

 

びょうぶ岩

 

大師堂を一段下りたところにある。

 

野呂山で一番の巨石の連なりと書いてあるので、

 

後ろの一面が全て岩になっているのだと思います。

 

 

 

 

玉すだれの滝

 

高さ20mの巨岩が連なってできた滝。

 

昨年の山登りの時には滝がつららになって凍っていました。

 

今日は水がない滝となっています。

 

 

 

 

勢至岩札所(71~80番札所)

 

野路山伊音城八十八ヶ所は一ヶ所に十体の尊像があり

 

一ヶ所で10札所となっているのです。

 

 

 

途中に左手に「不動明王」の祠がある。

 

 

 

釈迦岩札所(61~70番札所)

 

 

 

 

毘沙門岩札所(51~60番札所)

 

 

 

 

ここから下山していくと仁王門や札所があるのですが、

 

今日は弘法寺本堂の方へ登って戻ります。

 

 

 

 

 

 

弘法寺梵鐘

 

本堂まで戻ると呉市有形文化財である梵鐘があります。

 

調べてみたら宝暦4年(1754)に真言宗高野山(高野山

 

實相院谷奥之坊龍泉院)が奉納したとの銘文がある

 

ということでした。

 

 

 

 

弘法寺本堂に戻らずに仁王門を通りJR安登駅への

 

登山ルートを下山するとルート上に札所があります。

 

今回は行っていません。

 

①かん千音岩札所(41~50番札所)

②仁王門

➂夫婦休み札所(31~40番札所)

④不動岩札所(21~30番札所)

⑤岩地蔵札所(11~20番札所)

⑥三本松札所(1~10番札所)

登山口

 

 

これで野路山 伊音城八十八ヶ所になります。

 

 

 

 

弘法寺からロッジに戻る途中、根元から倒れたまま

 

白い花を咲かせている「白モクレン」がありました。

 

このままでは来年花を咲かせるのは無理かも。

 

 

 

 

帰りは十文字ロータリーを通り川尻町に下りて行く

 

「さざなみスカイライン」を通ります。

 

このスカイラインが人気のメインルートです。

 

途中、標高410mの「鉢巻き展望台」で休憩。

 

 

 

 

展望台からの眺め。

 

ここからもとびしま海道の島々の安芸灘大橋、下蒲刈島、

 

蒲刈大橋、上蒲刈島が並んで見えます。

 

 

 

眼下に川尻町、遠くとびしま海道の豊島、大崎下島

 

あたりが見える。

 

このスカイライン周辺には桜が沢山植えてあり標高400m

 

ぐらいになると満開状態で桜を見ながらのドライブ

 

でした。

 

 

 

本年4月21日(日)に野呂山山開きがあります。

 

場所は野呂高原ロッジ横のグランドで9時30分から14時迄

 

ステージイベント、野呂の市場や体験イベントなどが

 

企画されているようです。

 

よろしければ。