草すべりを登り、昼過ぎに北岳肩の小屋に到着。

 

私自身が山小屋に泊まるのが初めて、山小屋の紹介から

 

します。

 

 

 

 

【北岳肩の小屋】

 

標高3000mにあり、後方に北岳山頂があります。

 

一見三階建てに見えますが二階建てで、二階が宿泊設備

 

になっています。

 

 

 

 

 (泊まった二階の部屋)

 

左右に6名並びの2段ベッドがあり、この一角で24名寝られ

 

ます。

 

左下段に現地ガイドを含め女性陣5名、右下段にツアー会社

 

スタッフを含めて男性陣5名で泊まった。

 

上段は空いていました。

 

寝具は掛け、敷毛布、枕と寝袋が用意されていました。

 

インナーシーツは持ってきたのですが、厚手のパジャマを

 

着るとチョット暑い感じなので寝袋の上に寝て、必要なら

 

掛毛布をすることにした。

 

 

 

 

(一階の食堂)

 

時間を区切って食堂に呼ばれ順番に食事を取ります。

 

夕食は豚の生姜焼きがメインで味付けも美味しく出来て

 

いました。

 

若いアルバイト風の男女が厨房で調理をしています。

 

ここの仕事も大変だと思います。

 

次から次へとやることがあり、シャワーなどもなくゆったり

 

リラックスできないのではと思います。

 

 

目立つほどの大山盛のご飯を食べている人がいました。

 

壁に北岳盛、大盛・・・と5種類の絵付ご飯盛りの注文方法

 

が貼ってあり、きっと北岳盛りを注文したのでしょう。

 

 

 

 

 

【洗面・トイレ事情】

 

小屋の右手の一段低いところに建っているのがトイレです。

 

洋式便器ですがシステムはボットントイレ。

 

手洗いの水は雨水を溜めたものを使用。

 

私は登山時に汗をかいたのでタオルに雨水を浸し部屋で

 

体を拭き、顔はウェットティッシュで拭きました。

 

洗面水・飲み水は貴重なので200円を料金箱に入れて

 

洗面、歯磨き用に1ℓ買いました。

 

 

 


 

【肩の小屋周辺】

 

小屋の横に北岳山頂への登山口があり、明日早朝に

 

ここを通って山頂に行きます。

 

 

 

 

小屋の広場から左端に「仙丈ケ岳(せんじょうがたけ)

 

中央に「甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)を見ることが

 

できます。

 

 

 

 

テント泊もできます。

 

テント一張り一名につき1500円となっておりました。

 

遠くに見えるのは「観音ヶ岳」「高嶺」だと思います。

 

 

 

 

正面に「池山吊尾根」が見えます、この尾根ルートからも

 

北岳に登ることができます。

 

 

 

 

 

 

【談笑】

 

小屋の前の広場にテーブルと椅子が置いてあり、現地ガイド

 

さん、ツアースタッフとツアーメンバー数人とで生ビールと

 

持参したつまみで談笑。

 

因みに生ビールはコップ一杯1000円です。

 

皆さんのこれまでの登山話を聞きました。

 

色々な所に登っており経験者達なのでした。

 

私はと言うと、アルプスの山は今回初めてで、山の上で

 

寝たことがないと話す。

 

それで最初に北岳を選んだの?

 

日本で二番目に高い山ですよ。←知っています!!

 

無謀???

 

 

 

 

【就寝】

 

明日も早いのでベッドに入ります。

 

ベッドに入る時も筋肉痛でスムーズに横になれません。

 

起き上がる時も同様です。

 

明日3時起きで山頂でご来光を拝む予定なのですが

 

大丈夫なのか心配です。

 

 

 

 

【北岳山頂登山】

 

3時10分起床、筋肉痛が残っていますが行くしかない!!

 

4時山頂に向けて小屋を出発ヘッドライトを装着して

 

登っている人が多い。

 

40分ほどで標高3193mの北岳山頂に到着。

 

 

 

 

 

【山頂からの早朝の富士山

 

三角点の向こうに富士山。

 

今日も天気は良さそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ご来光】

 

2023年8月21日 5時。

 

皆待ち構えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂の突端、北岳と尾根続きの間ノ岳方向になります。

 

 

 

メインイベント終了後、肩の小屋を見ながら下山。

 

 

 

5時45分に小屋に戻り、すぐ朝食を取り

 

6時45分に北岳下山のスタートです。

 

結構タイトなスケジュールと思いませんか。

 

これからはひたすらに下山です。

 

 

登りは草すべりから来ましたが下りは二俣へ右に下ります。

 

 

 

樹が風と雪で斜面に沿って曲がって伸びています。

 

 

 

標高2700m辺りにある「雪田」と呼ばれる場所から

 

北岳山頂を見上げたところ。

 

 

 

 

沢のような谷の中央に白い箇所が見えます。

 

ツアースタッフさんの話では雪渓とのことです。

 

確かに日陰になるような場所です、冬に雪が沢山積もった

 

のでしょう

 

 

 

 

白根御池小屋広河原山荘を経由して芦安温泉岩園館

 

に戻り、一泊して明日広島に9時間のバス旅行で帰ります。

 

旅館でゆっくり風呂に入るのが楽しみです。

 

 

 

最終日、南アルプス最後の食事となる朝食。

 

 

 

 

帰りに白根IC近くのJA南アルプス市の「道の駅しらね」

 

に立ち寄る。

 

お土産にブドウと梨をお買い上げ。

 

 

 

 

高速道路から南アルプスの山々とお別れです。

 

 

 

 

 

18時40分に広島駅に到着です。

 

やっと帰ってきたという気分です。

 

考えてみると結構なハードスケジュールだったように

 

思います。

 

足の筋肉痛は1週間ぐらいは残りそうです。

 

でも全日天気が良く、視界も良くて良かった山登りだった。

 

ほとぼりが冷めたらシャナリシャナリでどこか登ります。