宮島の真北に位置し、広島市佐伯区湯来町と安佐南区沼田町 の境にある「東郷山」に登ってきました。

 

車で湯来町伏郷の大森八幡神社に向かいます。

 

*実は3日前に東郷山に登ろうと大森神社に向かったのですが、海側から山方向に10㎞くらい行くと想定外の積雪があり   登らずに引き返したのです。 雪も少し降っていました。*

 

【その時の積雪】

大森神社に近づくにつれて雪が・・・。

平地と違うんですね。 想定外でした。

 

これでは山登りは無理と引き返しました。

 

雪化粧の大森八幡神社

 

その後暖かい日が続き、今日仕切り直しで再度「東郷山」に   登ることにしました。

 

【今日の大森八幡神社】

参道

 

拝殿(拝殿左後方の山は標高837m「阿弥陀山」です)

 

本殿

 

大森八幡神社前の駐車場に車を停め、東郷山登山口へ      国道433号を北に歩く。

 

神社近くに広島バス(株)のバス停があります。

JR五日市駅と湯来ロッジ前を1時間に1本の割合で走っています。

 

国道を北に行き、右折して渓流沿いのアスファルトの林道を歩く。

 

神社から40分ほどで「白井の滝」下り口に到着。

 

【白井の滝】

渓流の途中に落差20mの滝が出現。

 

水は綺麗で、滝壺の水深は浅いのですが透明度抜群です。

 

白井の滝から更に10分ほど林道を歩くと、左側に東郷山登山口。

 

一部階段に整備されている登山道をひたすら登ります。

登りやすい登山道です。

 

両側の展望は開けておらず、鉄塔の設置場所から少し景色を  見ることができる程度です。

 

山頂まで鉄塔を三つ通過します。

高圧線の下を登るような感じで山頂を目指します。

 

(2番目の鉄塔付近からの眺め)

 

【標高977.4mの東郷山山頂】

大森八幡神社から約2時間10分で東郷山山頂到着です。

木々が成長していて眺望は良くない。

 

【今回登山のメインの「四本杉」へ】

山頂奥にある「四本杉」への表示の通り北側斜面を下りていく。

 

ブナの大木に出会う。ブナ、杉の原生林が広がってきます。

ブナの大木。

 

杉林も広がっています。

 

「四本杉」へ北側の急斜面の道なき道を下っていきます。

山の北側なので3日前に雪が沢山積もったのでしょう。

 

雪解け水でぬかるんでいます。

急勾配もあり2回滑って尻餅をつきました。ズボンは泥だらけ。

 

そんな道にルート案内のリボンがきめ細かく結んであり、迷うことはありませんでした。

 

案内リボンが無かったら、何が何だか分からなくなるところでした。

 

杉の大木が見えてきました。近くに「四本杉」がある予感が・・・・。

 

【四本杉】

更に下りて、やっと「四本杉」が見えてきました。

 

片道30分で標高差200mチョットを何とか下ってきました。

帰りは同じルートを登り、東郷山山頂に戻ることになります。

 

ここまで来たので「四本杉」の写真を沢山撮りました。

 

四本杉の幹。

①地上3mの幹から4本に株分けして成長しています。

  鉄のバンドで補強している4本です。

②幹周10m、樹高30mあります。

③樹齢は推定400年と言われている。

④林野庁から全国国有林の「森の巨人たち百選」に選ばれている

 

 

四本杉全景

 

 

ブナの原生林。

 

同じルートを東郷山山頂まで登ります。

登りは足場の確保が容易なので下りよりスムーズに登れました。

 

東郷山山頂からは来た同じルートを下山します。

 

【白菜の越冬】

麓の畑に白菜が沢山放置され、変色しているのを見ました。

不思議に思い調べたら・・・・。

 

どうもわざと白菜を越冬させており、表面の葉が雪や霜に当たり変色していますがこの部分を剥がし収穫するらしい。

 

寒さに当てると甘味が増して美味しくなる(野菜の防御力)、また

市場には余り出ない一番美味しいと言われる白菜の菜花も収穫できるようです。放置しているのではないらしい。

 

下山して東郷山方向を見上げたところ。

遠く中央に2番目の鉄塔までが見えます。

 

行動時間は5時間弱、歩行距離は10.4㎞でした。

 

東郷山山頂までは難なく登れましたが、「四本杉」への往復が  足の筋肉にきたようです。

 

巨木百選は見ることができ目的は達成しました。

 

筋肉痛が長引かないことを願います。