どなさんのブログを拝読しました。
日本が抱える貧困問題について取り上げていました。
(→リンクはこちら)
貧困家庭の子供は、せっかく高校に入学しても、中退してしまうことが非常に多いそうです。
そのような中、心に残った記事が紹介されていました。
頑張って高校に進むことのできた貧困家庭の子供たちを対象に、1年生のゴールデン・ウィークに2泊3日の体験学習を企画したところ、参加した子供は、だれも中退をせずに卒業することができたというものです。
この子供たちは、今までの人生で「めっちゃ楽しかった」という経験をしたことが、おそらく、ない。どこかに連れて行ってもらって泊まるとか、友達と旅行に行くという経験がない。
だから、旅行とか、簡単なクリスマス・パーティーとか、楽しい体験が希望になり、学校を続けることにつながっている。たった2泊3日の楽しさで、いろいろなことを「諦めなくなる」。
よく私たち大人は、子供たちに、「将来のために、今、頑張れ。」「これまでのことを振り返って、今、すべきことを考えろ。」と言います。
でも、「今」楽しいことが、子供たちの将来を支えるようになるのです。そして、もしつらい過去、悲しい過去があったとしても、「今」楽しいことがあれば、過去を清算することもできるのです。
どなさんのブログで紹介されていた子供たちが、2泊3日の思い出を支えに、きっとまた幸せなことがあると信じて頑張ってくれることを願ってやみません。