この歌の中で、歌うたびに、

あの歌詞が心に響いた、
刺さった、

と言ってもらえる一節がある。
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〜伝わるか伝わらないかでは無く 
  伝える事をあきらめない事を伝えよう〜


これ、歌中では、僕自身が一人称で僕が発した言葉のように出てくるし、
歌詞としては僕が書いたもので間違いないけれど、

この言葉を言ったのは、リッキーさんです。
これは、リッキーさんの言葉です。
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アメブロの投稿ページには、

「本日のおすすめ投稿ネタ」

みたいなのがあって、、今日は、
「時の流れの早さを感じた事」
ってのが、1番に上がってた。

早いなぁ、、と思います。
あっという間に、歳をとる。
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2年前の昨日、この曲をリリースした。
ライブでは、初めて来てくれた人が、
一番反応を示してくれたりする曲だ。

この2年間、何ができたんだろう、と思うと、
やっぱり悔しい思いがある。
2年間の大半を、僕は寝ていた。
どうなっても、絶対にミュージシャンはやめない、って、思いながら、2年間の大半をベッドの上で過ごしていた。

今日も寝ています、という投稿は特にしないから、
それを本当に知っているのは、
ずっと家にいる奥さんだけだ。

2年間、悔しい思いはあるけれど、必死にやってきました。
大半を寝ていたけど、リッキーさんに恥じるような怠けは一切なかった。

生きていた時のリッキーさんより、僕は年も上になりました。

今年、またがんばるよ。
いちばん辛いところは抜けたと思う。
今年、いろんなところで、ライブができるように、
弟分だって、あんた自分で言ったんだから、
見守ってやってください。

俺は、たとえ勝てなかったとしても、
自分からは絶対にあきらめないから。
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天文館のリッキー

〜電車道を渡る 
コンビニの角で立ち止まって
昨日までの毎日を一度振り返る
ほの暗く湿気った文化通りを揺れる
立ち並ぶ酒場の灯り
割とタイプなミニスカの呼び込み
江戸時代には
天文観測所があったって洒落た歴史
縁もゆかりもなくなって
ここは誰にだって優しい
胸に沁みる酒と一生の兄貴がいる鹿児島
俺の心の家〜


天文館にはいくんじゃなくて帰るんだ
おかえりって迎えてくれる場所があるんだ
おっかねえ顔で あったかい声で
漢の生き様に会いたくて帰ってくる
いいことばっかりで
生きて行けるわけじゃない
拭えない悔しさに拳を震わす事もあるんだ
忘れたい事も忘れない夢も
全部わかってて「これ食えよ」って一皿で
目が潤む

リッキーの兄貴聞いてくれ
俺はまっすぐ生きてるか?
損得大人の事情も語らなきゃ
いけない歳になったけど
いつまでもきっと
あなたを追いかけてゆくのでしょう
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〜路面電車が停まる
それぞれに1日を載せて
また新たにガタガタと動き出す
俺もその荷物の一つであり
だが世界中でたったひとり
あの人もそうこの人もそう
すれ違う全ての人を愛しなさい
分け隔てなくみんな抱きしめなさい
人が救われる歌を歌え お前は神の子だ
神の声を持った男なんだ
俺はどこに立っている普通の人間だよ
神の声なんか持っちゃいないし
毎日足踏みしながらただ
何かが起こるの待ってる
人をうらやんでいる
世を拗ね妬んでいる
逃げ場がなくなるたびに
あんたの顔を思い出す
だが 
あんたがそう言うなら俺は神の声で唄おう
伝わるか 伝わらないか ではなく
伝える事をあきらめない事を伝えよう
あんたが決してあきらめなかったものを
伝えよう

伝えよう 伝えよう 伝えよう 伝えよう
伝えよう 伝えよう 伝えよう 〜


天文館には行くんじゃなくて帰るんだ
ただいまって照れずに言える場所があるんだ
誇りたい笑顔も ホコリだらけの過去も
酌み交わす酌み交わすいつしか流れてゆく

リッキーの兄貴聞いてくれ
俺はカッコよく生きてるか?
愛される事だけ求めて誰かを
傷つけ続けていないか?
いつまでもずっと
あなたに追いつけないのでしょう

リッキーの兄貴聞いてくれ
俺は正直に生きてるか?
小狡く賢く世間に巻かれて
失ったものだってある
いつの日かきっと
裸のまんまで会えるでしょう