福山で、イベントの帰りに夜中にラーメンを食べてしまった話をしたけれども、、、
そのラーメンは、素朴で、薄めの味付けで、、でもしっかり出汁の出た、店主とおそらくはお母様、お二人の優しさが染み渡るように、実に美味しいラーメンだったのですね。
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で、翌日・・・・・
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大阪への新幹線が13時過ぎだったから、朝9時くらいから、ふらふらと散歩をし、福山城を見て(福山城博物館、スーパーおすすめ)で、街をまたふらふらし、、
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でも、ラーメン屋さんなわけです。
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前夜遅くにラーメンを食べて、そしてまた昼にラーメン、は、、、
うーん、58歳がやっても許されるのかどうか、、、
を、猛烈に悩んでいたのだけど・・・
11時になるとすぐ、どんどん店に人が入っていって、明らかに人気店なのですね。
食べログとかで調べてみよう、って思ったんだけど、なんだか、ここはそういう先入観なしで入ってみたい、と、もう、罪悪感も忘れて、ふらふらと、誘われて入ってしまったんです。
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そしたら、なんかね、飲茶みたいな蒸し器に入ったシュウマイをみんな頼んでる。
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で、食券買うシステムなんだけど、シュウマイ定食ってのがあって、
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ラーメンが食べたいのに、
シュウマイ定食はうーん、、
でもシュウマイ定食捨てがたい、
そもそも昨夜遅くにラーメン食べたし、、
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と思ってたら、僕の横に可愛い女子の店員さんが通った。
「シュウマイ定食って、どんなのですか?」
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って聞いたら、
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「シュウマイ三つと中華そばとご飯です」
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う。。。。
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なかなかなボリュームだけど、
もう、ここまできたらいくしかない。
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食べずに後悔するくらいなら、食べて後悔を選ぶ。
そうだ、俺はそういう漢だったはずだ!!
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と言うわけで、シュウマイ定食を注文してみた。
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店員さんが、割とみんな若い人で、
多分、店長さん、と思しき人でも、おそらくはまだ30代?行って40代前半。
シュウマイの蒸し上がりのタイミング、ラーメンの出来上がりのタイミング、
時間をすごく気にかけ、声を掛け合いながらやってる。
「なん番さんシュウマイ定食、そば上がります!」
「なん番さんのシュウマイ入れて!」
満席なのに。そこをしっかりコントロールしてるって、素晴らしい。
これは、肝心のラーメンとシュウマイも、かなり期待できるぞ・・・。
と思っていると、
「シュウマイのタレです、定食もうすぐきます」
と、カラシのついた器にタレを入れて供される。
そして、1分後、見事に、ラーメンの出来上がりに合わせてシュウマイがきて、
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「シュウマイ定食」
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として、ドーンと、到着。
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まずラーメンから食べる。メニュー名としては「中華そば」
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スープを一口。
しっかり濃いめで、鋭いタイプの醤油味。
しつこくないけど、みっちり脂の乗った熱々のスープはすっごく好み。いいねぇ、、。
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そして麺。
写真を見ていただくとわかるのだけど、
中細ストレート麺、で、見た感じではいわゆる低加水麺。
福岡あたりの麺を少し太くしてちょっとボソっとしたタイプ、もちろん嫌いじゃない。
そうかそうか、そう言う麺で来るのか、と思って食べて驚いた。
知らないタイプももっちり感のある麺なのです。
イメージで言うと、この細さに讃岐うどんのコシをぶち込んだ感じ。めちゃめちゃに美味い。
ラーメンっていうのは、どんなに食べても、また新しい知らないラーメンが出てくる。
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スープを飲んで、麺を見て、想像したのと、味は想定内ではあっても、食感が全く想定を超えてるから、全体として、全然知らないラーメンに出来上がってて、もうとんでもなく、美味い。
今年、一番、と言っていい・・・いや、間違いなく、今年一番だ。
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ラーメンがあんまり美味しくて、うっかりシュウマイを忘れそうになったけど、シュウマイ、でかいんですよ。
え、こんなにでかいの、、、って思っちゃって、食べ切れるかな、、と心配になる。
タイミングを計って出されているから、熱々。
多分、店主さんが、熱いものは熱く、という主義なんだね。
ハフハフしながらじゃないと食べられない、ジューシーなシュウマイ。これもまためちゃめちゃにお美味しい。
玉ねぎの香りがしっかりして、まだ食感も少し残ってる。
それでいて肉肉しい、本当に美味しいシュウマイ。
結局、するすると完食、お腹いっぱい。
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これは、名店です。
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あとで、食べログで調べたら、
「王道の尾道ラーメン」
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ってレビューを書いている人がいて、、、
これが「尾道ラーメン」というものなのだったら、
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日本のどこのラーメンが好き??
と問われれば、僕は、もう、
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「喜多方と尾道」
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とこれから答えるだろう。
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他の尾道ラーメンを是非とも食べてみたい。
ああ、ラーメンっていいなぁ、、
中華そば そのだ
ありがとう!
福山 ありがとう!
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名店です。